競り勝ったのは石立!狙い通りの高めツモは3000・6000だ!
「人の親番で好き放題やってくれるやないかい」
「うちの松本の親番でそのリーチ、やるねぇ……」
そう思ったかどうかは定かではないが、石立が強烈なインパクトと打点でまずはこの場を支配した。
石立の旅路はまだまだ終わらない。【東3局】、ドラ赤ターツ、絶好のカンを鳴けての聴牌はペン。
親の坂本からリーチが来るも……
40000点持っている石立。一発目から無筋のを切り飛ばした。
三枚見え・序盤にを切っている人がいて自身のペンに和了り目アリと見てのこの押しっぷり。なんて全然通っていない。
「この状況から眺めているだけで悠々トップなんて、あり得ない」
さすがにドラのは放銃時打点も含めて押し切れなかったが、石立の存在感は常に卓上に存在している。
しかし一回戦は二度の跳満出和了りを決めた坂本がトップを獲得。
松本・多井・石立の行方は二回戦に託された。
二回戦
後がない松本が走る。
【東2局1本場】、跳満のツモアガリを皮切りに……
前回二着の多井のリーチを躱して直撃。余りに僥倖なドラ表のを赤でとらえて4800。
松本が浮上すると同時に多井が沈んでいく。
【南1局】
坂本と同様、現状のポイントを確認していこう。
坂本 +47.5
石立 -6.1
松本 -12.6
多井 -28.8
坂本はまだしばらく安泰。
松本はあと6500点ほど素点を稼げば通過ポジション。
多井は6000点ほどで着順浮上すれば石立とポジションが入れ替わる。
石立は何とか二人から逃げ出したい。
そんな中もらった石立の配牌がドラドラ。何とか高打点の和了りに結び付けたいところだ。
松本だってそうはさせじの好配牌!ホンイツを強く見た切り出し。
しかしそこに多井もやってくる!を切って目一杯!場に緊張感が走った。
ファースト聴牌は……
石立だ!高め三色のは場に一枚切れだが、安目でもピンフドラドラ。当然を切ってリー……
を切って、確定三色ドラドラの単騎!!
高めがであり他家の手に組み込まれていそうなこと、も誰かに対子以上で組み込まれていそうなところから、ダマテンで待ちを変えられる確定マンガン聴牌を重く見た!
多井からのリーチは。読み通り多井の手には対子で入っていたが残り二枚は山だった。しかも相手の待ちとなっているため、石立は和了り逃しからの放銃の可能性まで出てきた。
石立が持ってきたのは。これは生牌の字牌である。