獣たちの雄叫びが卓上に響くとき、最後のBEASTの目が開いた……鈴木大介、5年連続のファイナルへ!【麻雀最強戦2023】 最強レジェンド決戦 観戦記【決勝卓】担当 渡邉浩史郎

参考
https://twitter.com/ron2jp/status/1695761972942487783?s=20

しかしここでもなお捕まってしまう。その後も高打点のイーシャンテンまでは辿り着くものの、和了りには結びつかなかった。

最後のピースが埋まらなかったものの、アトミックリーチ解放の衝撃はトレンドに昇るほど。対局に華を飾ってくれた。

森山茂和 4位

マムシを食らうは、目覚めたてのBEAST

【東1局】のマンガンを皮切りに、終始局面をリードし続けたのは沢崎誠

その裏でノー放銃・リーチ一回と、異常におとなしかったのが鈴木大介だ。
北家であるがゆえに、持ち味のキレッキレの押しが息をひそめている……?そんな疑惑が実況・解説・そして視聴者にも渦巻き始める。

片目が開いたのが【南3局】。マンガンのツモ和了で沢崎を一捲り。
しかし点差はわずか。オーラスの親番は伏せられないうえに沢崎が和了れば問答無用でゲームセット。到底有利とはいえない最後の親番で……

BEAST鈴木大介

開眼。

理牌するとこの並び。ここから【4ピン】を切れる人がどれだけいるだろうか。

条件を押し付けるための高打点、チャンタや三色・一気通貫を見据え、七対子や暗刻手を見切った。

この手筋が……

 

沢崎の【2ピン】【5ピン】聴牌をすり抜けて、9600の余りに大きすぎる直撃となった!

仮に第一打【1ピン】とした場合、大介のツモを追っていけば

こんな聴牌や

こんな聴牌になっていただろう。前者はともかく、後者は沢崎の【3ピン】が止まったり、大介の宣言牌が【5ピン】で放銃になっていたりしてもおかしくなかった。

まさに紙一重の攻防。押し切られた形ながらも、マムシの沢崎の凄みは【南3局】まで確実に卓上を支配していた。

沢崎誠 3位

そしてその支配を打ち破っての五年連続ファイナル出場!
名実ともにプロとしての参戦となってもその切れ味は常在健在。ファイナルはもちろん、新しく始まるMリーグ:BEAST Japanextでの活躍も一層期待が高まったと言えよう。

鈴木大介 最強レジェンド決戦 優勝

おめでとうございます!

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