最後の一打に込めた想い【Mリーグ2024-25観戦記 9/27】担当記者 小林正和 岡田紗佳 vs 二階堂瑠美 vs 仲林圭 vs 多井隆晴

それは、ここまで様々な罠や毒を掻い潜り、圧倒的に有利なポジションを付けている事を意味していた。

少し気掛かりなのは

仲林の仕掛けである。

最終手出しの【4ピン】に対して、危険筋ではあるが満貫までは耐えうる状況。

もちろん大三元に飛び込んでしまうと一気に4着まで転げ落ちるが、その可能性は極めて低いのも重々承知なのである。

少しばかりの時間が流れると

その右手の行末は【5ピン】

ではなく

【赤5ソウ】

それは
岡田への差し込み

嫌なムードの予兆を断ち切る
チームに初トップをもたらす一打────────────

まさに
“自身の記録よりもチームの勝利の為に”
の多井なりに出した答えであった。

「この4人で船を漕いでいたり飛行機に乗っていたりして、誰か変わった時に連係が合いますか? ていう話なんですよ。
この4人でABEMASでいて、今の監督もこの4人を大切にしてくれているし、メンバーがコロコロ変わっていたら、最初に選んでくれた藤田さんの見る目が無かったみたくなっちゃうわけですよ。
だからABEMASだけは10年同じ4人で、僕が年老いていられなくなるまで、僕はこの4人でいたいです。」

多井隆晴
新たな覚悟を感じた試合であった。

多井
「最後、上から“8,000”って。思ったより高かったんですけど(笑)。」

“上からサヤカ”や


“親森さん”

まだ始まったばかりだか、すでにSNS上ではトレンドとなるワードも飛び出している。

さて、2024-25シーズンはいくつの名言集が出るのか。
また違った見方で楽しむのもMリーグの良さである。

そして、
私も皆さんと一緒になって一喜一憂しながらMリーグを盛り上げて行けたらなと思います。
今シーズンも何卒よろしくお願い致します。

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