金曜ロードショー『レギュラーシーズン最終章〜MVP決戦〜』【Mリーグ2024-25観戦記 3/28 第2試合】担当記者 坪川義昭 瑞原明奈 vs 猿川真寿 vs 醍醐大 vs 佐々木寿人

寿人がピンフのみをテンパイすると一拍も置かずにリーチを宣言した。

これを力強く一発でツモり上げて2000-4000を決める。
なんとなく、勝負あった感が出てきた。
もう、誰も寿人を止めることは出来ない気がする。

 

南3局1本場

ラス目の瑞原がドラを切ってリーチを放つ。

このドラをタンヤオで仕掛けていたオヤの醍醐がポン。
手牌はまだ苦しいが、後ろを向くことは許されない状況になっている。

 

醍醐が瑞原に2000点を放銃して遂にオーラスへ突入した。

 

南4局

オヤの寿人は無理に手を作らず、ノーテン終局を目指す。

一方、醍醐はこの局にバイマンツモが条件である。
チートイツに仕上げてリーチを目指すしかないだろうか。

6巡目にチートイツ以外のルートも見えてきた。
しかし、越えなくてはいけないハードルはまだ高い。

12巡目、遂に条件を満たす手が完成した。
ツモれば無条件である。

瑞原もラス回避の追っかけリーチを放つ。
MVP争いが行われているとはいえ、ラスを請け負うわけにはいかない。

『瑞原さんに打ち(放銃し)にいく選択が頭から抜けてしまった。』
寿人はインタビューで反省の弁を述べた。
実際は当たり牌を持っていないので、差し込むことは出来ず、結果は変わらないのだが

すぐにその旨を発信できる姿勢はプレイヤーとして一流である所以だろう。

昨夜の白鳥翔が決めた、奇跡の逆転を超える逆転が起きた。

ウソみたいなホントの話である。

こうしてレギュラーシーズン最終戦は決着し、見事セガサミーフェニックス醍醐大がMVPを戴冠した。

しかし、まだ終わったのはレギュラーシーズンである。これからセミファイナルに突入し、更なる熱戦が繰り広げられることは間違いない。

この二日間で園田の国士無双炸裂、白鳥翔の逆転劇、佐々木寿人の猛追、そして醍醐大の勝負を決める一撃と映画のような名シーンが誕生した。

いや〜麻雀って本当にいいもんですね〜

Mリーグ2024‐25 レギュラーシーズン

【Total】
1位 赤坂ドリブンズ +1115.5(96/96)
2位 U-NEXT Pirates +481.2(96/96)
3位 セガサミーフェニックス +339.8(96/96)
4位 TEAM RAIDEN / 雷電 +330.3(96/96)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +208.0(96/96)
6位 渋谷ABEMAS ▲206.0(96/96)
—————————————————–
7位 KADOKAWAサクラナイツ ▲413.9(96/96)
8位 EX風林火山 ▲751.3(96/96)
9位 BEAST X ▲1143.6(96/96)

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