Mリーグ2025-26 開幕前囲み取材 渋谷ABEMAS 「僕は生まれ変わりました(多井)」

Mリーグ2025-26 開幕前囲み取材 渋谷ABEMAS

「僕は生まれ変わりました(多井)」

(左から)

白鳥翔 多井隆晴 日向藍子 松本吉弘 塚本泰隆監督

©Mリーグ

 

白鳥翔

「始まるのを待ち望んでいました。僕たちの試合は明日からですけど、2年連続でファイナルに行けなかったことが悔しかったので、月並みですけど必ずファイナルに行ってという強い気持ちで頑張りたいなと思います。

一昨年にファイナルに進めなかったときはあまり実感がなかったんですけど、やっぱり去年のファイナルで戦っている、特に鈴木優さんの試合を見ていて、なんでここにいなかったのかな、という気持ちがすごく強くなってしまったので、今年こそは絶対にファイナルに行きたいと思っています」

 

日向藍子

「始まるな、楽しみだなという気持ちもありますけど、ドキドキするほうが強いですね。毎年始まるときは同じ心境で、落ち着くとか慣れた、というのは全くないです。スタートは一緒で、そこから全く同じようなシーズンってほぼなかったじゃないですか。今年はまたさらにいろいろ変わって、新しいチームも入っているので、どういう空気感になっていくのかな、というのが楽しみではあります。新しいメンバーがたくさん入ったので同卓するのもそうですし、チームメートがその方たちと打つときも、研究を含めて楽しみです」

 

松本吉弘

「昨シーズンで敗退してからずっともやもやした気持ちが続いていて、これを晴らすにはMリーグで勝つしかないなと思います。他の試合で勝っても、もやが晴れないような気分がすごく多かったので、僕もみんなと一緒でシーズンが始まるのを心待ちにしていました。

大きいことを言うつもりでも、自分を上げようとしているわけでもなく、しっかり調整してきて、かなり自信があります。期待してほしいと思いますし、どんなスポーツでも決着のシーンが一番盛り上がりますよね。昨シーズンでファイナルに行けなかったということは、最後の盛り上がるところに自分たちがいられなかったということで、その悔しさが大きかったです。昨シーズンはチームにすごく迷惑をかけてしまったので、今季は自分がチームを引っ張っていける存在になればいいなと思います」

-先日は始球式のイベントにも登場されました。

「岡田さんが始球式で投げるということで、おまけかもしれないですけど、野球をやっていた者としてはまさか自分が麻雀のMリーグの仕事で神宮球場のグラウンドに立てるとは思ってもいませんでした。3万人いる球場の中でも、『見てるぞ』とか声をかけてくれる人も多くいたので、始まるなという感じがすごく高まりました。うれしく思いますし、いつかMリーグがもっと発展していって、選手一人ひとりの誰が投げてもいいというくらいの存在にMリーグがなったらいいなと思いました」

 

多井隆晴

「僕は生まれ変わりました。チームって何だろうとこの10日間考えて、僕なりに結論が出ました。やっぱり、チームメートを大切にする心が大事なんだなって、本当に思ったんですよ。昔の少年ジャンプのスポーツものを読み直して、チームワークだなって思いました。

それと、僕は昨シーズンで結構負けちゃって、松本と同じようにチームにすごく迷惑をかけてしまったんですけど、勝っても負けてもずっとトレンドになっていたんですよ、僕が出た試合は。それはちょっと違うなと、調子乗ってんなと。そこで少し甘いものが出ていた、勝負どころでそれはダメだと思ったので、今一度『ちゃんとやらないと明日Mリーグがなくなってしまう』みたいな危機感を持って、あと3年くらいやってみようかなと思います。長い目標を立てるのは苦手ですけど、3年くらいだったら守れるので、3年間チームメートを大切にして謙虚な気持ちでやってみよう、それでダメだったらやめようかな、という感じです。あと3年、見ていてください」

 

塚本泰隆監督

「昨年、一昨年と悔しい思いをしましたし、僕も監督になって3シーズン目になりますけど、まだファイナルの舞台に立ったことがありません。今シーズンは試合数も増え、チーム数も増え、2卓同時開催など、新しい試みがあります。Mリーグ自体の発展の中で、やはりABEMASという存在がそのど真ん中にいられるように、気持ちを新たにしていきたいです。今シーズンは皆さんの力の入れ方だったりとか、気持ちの入り方だったりとか、あとは集中して楽しみにしている、みたいな話がいっぱい聞けたので、今シーズンは一番自信がありますし、必ず優勝したいと思います」

-今シーズンからいろいろなことが変わりましたが、どこを一番注意していますか。

「長いシーズンに輪をかけて、2卓同時開催などいろいろなことがありますけど、自分たちらしい戦いができることが一番で、最終的には最後に立っていられるチームなのかなと思っています。多井さんが言ってくれた通り、団結力が一番試されるのかな、と感じています」

 

-今シーズンから2窓開催ということで、ファンがどちらを見るのか、というところもすごく問われると思いますが、いかがでしょうか。

多井

「あまり気にしていなかったですけど、確かにそうですね。2卓同時開催ということで、プレーヤーとして隣の卓で打っている音とかが気にならないかなとか、その対策をどうしようか、みたいなことは話し合おうと思っていました。

ABEMASの試合のときにやたら視聴数が少ないとなったら一大事なので、そのときは『ぜひ見てくれ』みたいな運動をしますけど、たぶんそんなことにはならないので、まだ『全体を応援してあげてほしい』という立ち位置でいようかなと思います。人気がなくなったら自分のために必死に『俺を見てくれ』と言いますけど、まだ他の子たちも見てあげてって思っています。全部本音で言いました(笑)」

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