拝跪せよ、我が名は淑女なベルセルク!~ 異能の戦士、高宮まりの完全なる半荘~【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 10/7 第2試合】担当記者 カイエ

高宮の圧勝に終わったこの半荘。「完全なる高宮の半荘」といって差し支えないだろう。
いや、それにしては放銃回数1回というスタッツが、パーフェクトさにはそぐわないか。

そうではない。
この1回の放銃こそが、完全なる半荘=パーフェクトゲームの証。

南4局

チーさせ、チーさせ、ロンさせて。
タンヤオ・赤の2000点の「放銃」で、フィニッシュ。
アガれば2着の多井の仕掛けに応え、上家から、アシスト&差し込みという完璧なミッションを遂行してみせた高宮。それは、一瞬の出来事だった。

高宮サービスセンター緊急出動。ラス親の小林、成す術無し。
多井もにっこりの展開だ。

仲良しか!!

ベルセルクの恩恵に浴した多井は、決して見せ場が多かったわけではないが、安定した立ち回りで2着を確保。これこそが守備派・多井隆晴の持ち味であり強さでもある。最速最強の看板はまだ下ろすわけにはいかない。10月の多井はまだまだやってくれそうだ。

初トップに感涙するまりしゃん。
ではない。
リポーターのかじりさからファンに一言を求められるも「ひとこと、ひとこと、なんだろ?」と、毎回「ひとこと」を要求されると「あわわわ」とばかりに混乱し、言葉に詰まってしまうのが、我らが天使、高宮まりなのだ。

可愛いは正義!

Mリーグという舞台は、短期の成績でイメージが決まるので大変だ。
だが、過去8シーズンの長期に亘り、麗しさとほんわかさを常に安定して発揮するこの淑女なベルセルクの前では、誰もが平伏するしかないだろう。ファンに支持される「キャラ」もまた、プロに必要な資質のひとつなのだ。彼女に癒されているのは、堀選手だけではない。

真のプロフェッショナルは、そうしたイメージをも武器にする(天然)。
※この日、KONAMI麻雀格闘倶楽部は同日「連勝」しました。

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