HIRO柴田の麻雀を見て、寡黙な彼の声を聞く。の巻【Mリーグ2026-27 観戦記 10/19 第1試合(麻雀2ch)】担当記者 中島由矩

HIRO柴田の麻雀を見て、
寡黙な彼の声を聞く。の巻

文・中島由矩【月曜担当ライター】2026年10月19日

2026年10月13日(火)、筆者は全国一気通貫ツアー金沢会場にいた。会場解説は、HIRO柴田・鈴木たろう・伊達朱里紗。石川県金沢市出身・在住の筆者にとっては、憧れのMリーガーたちに直接会える貴重な機会だった。逃すわけにはいかない。

一気通貫ツアーとは、録画・録音を禁止されている【オフレコ】の世界。表では出せない秘密の話が聞ける絶好のチャンスだ。こんな地方の会場に、よもやキンマwebの記者が紛れ込んでいるとは、百戦錬磨のMリーガー様でも看破できまい。

さあ、HIRO柴田よ。奥様に言えないあんな話や、同期に言えないこんな話をするがいい。全部書いてやるぞー。

…とワクワクしながらトークに聞き耳を立てたものの、会場におけるHIRO柴田の選択はダマ。会場解説なのにダマ。裏ドラはついぞ1枚も見られない。

◾️会場実況の小林未沙のフリに、伊達とたろうが楽しく答える180分が
◾️多井隆晴の鮮やかなトップにバルーンがボボボボ…と鳴り響く180分が
◾️鈴木大介の6000オールに大歓声が上がった180分が

あっという間に過ぎていったのだった。

ところで、HIRO柴田と言えば、先月の試合で安め見逃しからの12000放銃が物議を醸したことも記憶に新しいところ。

個人としての、名誉挽回、汚名返上なるか。

また、所属するEARTH JETSは現在、チームとして最下位に沈んでいるという事情もある。

「まだ全120試合中の28試合だから」というのは、勝っているチームが気を引き締めるために使う表現だ。個人としても、チームとしても、剣ヶ峰にいるHIRO柴田にとって、この試合を含む1試合1試合が、非常に大きな意味を持っている。

先週の一気通貫ツアーで寡黙だった男は、Mリーグの黒卓でどう躍動するのか。HIRO柴田、声を聞かせておくれよ。

第1試合

東家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
南家:永井孝典(EX風林火山)
西家:HIRO柴田(EARTH JETS)
北家:瀬戸熊直樹(TEAM RAIDEN / 雷電)

麻雀の専門用語では「小場」という。非常に点棒移動の小さいじりじりした展開が続く。

最高打点は、東2局たろうの3900。【2ピン】【5ピン】【8ピン】の三面張を、瀬戸熊から打ち取った。

いや南2局1本場、瀬戸熊の1000・2000は1100・2100の方がやや大きいか、というところ。瀬戸熊は、場に1枚切れている【南】タンキを一発でツモり上げた。

HIRO柴田は3着目で迎えた南3局、積極的な仕掛けを見せる。

第1ツモでカン【8ピン】を引き入れ、メンツを完成させると、

北家・永井の第1打【9ソウ】のポンから仕掛け出し。ドラも赤もない手で、テイクオフとなった。

「保険にチャンタもあるよ」という声が、聞こえてきたような気がする。

すぐに役牌の【發】が鳴け、「もうチャンタは不要だね」とばかりに打【9ピン】。

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