さらば昨日までの自分 ダークサイドに堕ちた魔法少女・白鳥翔【熱論!Mリーグ】担当記者:花崎圭司

熱論!Mリーグ【Mon】

さらば昨日までの自分

ダークサイドに堕ちた

魔法少女・白鳥翔

文・花崎圭司【月曜担当ライター】2018年11月26日

まずは前回の修正とお詫びから。

前回、鈴木たろうプロが麻雀の先生として出演している番組

『さえぴぃのトップ目とったんで!』を『さぇぴいのトップ目とったんで!』と

誤記いたしました。申し訳ありません。

その“さえぴぃ”ことNMB48所属のアイドル・村瀬紗英さんが11/25(日)の

「熱闘!Mリーグ」に初出演されていました!

 

『トップ目とったんで!』の第2代MCを麻雀で競った仲である

乃木坂46の中田花奈さんはすでに3回ほど出られていたので、

ゲストに呼ばれて嬉しかったです。

ネット時代とはいえ、番組を配信する場所は東京。

NMB48は大阪なのでその差がどうしても出てしまいます。

逆に大阪で出演しているラジオ「NMB48学園~こちらモンスターエンジン組~」が面白いので、

ぜひ聞いてください。ラジオだったら東京だと今一番面白いのは「ハライチのターン!」

ハライチの岩井勇気さんは麻雀が強いことでも知られていますが……おっと。

オープニングの雑談トークが長くなってしまいました。

自分の仕事柄とか関係なく、テレビやラジオが好きなのでつい語ってしまいます。

いまMリーグの番組と言えばMリーグの中継と、日曜に爆笑問題・田中裕二さんがMCを

務められている「熱闘!Mリーグ」の2つですが、スポーツ番組が毎日あるように

Mリーグ中継後や中休み日の水曜とかに番組ができないですかねー。

「今日のホームラン」みたいに「今日の満貫」とかを『園田賢 第1号』のような感じで。

どうでしょう?

あと今季のMリーグが終わったら、次のMリーガーの面々も変わってくるはず。

だったらネクスト・Mリーガーの展望・アピールの場とか、

2軍戦的なことができればと思うのです。

対局が早く終わった時用のVTRとして作りたいなあ。

――と結局また脱線王ハナサキになってしまいました。

本題に戻りましょう。

Mリーグ第9週第33節を迎えました。

KONAMI麻雀格闘倶楽部は今節、全80試合中40試合目を迎え、

まさに中間地点、折り返しとなりました。

第1戦の座り順は、

東家・黒沢咲(TEAM雷電)

南家・佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

西家・白鳥翔(渋谷ABEMAS)

北家・村上淳(赤坂ドリブンズ)

黒沢プロはMリーグで“セレブ打法”として知られるようになり、

「鳴かぬ」「ドラ来る」「裏のせる」

“セレブ三か条”を持っています。

ヒサト(佐々木寿人)プロはMリーグでも「トップ・ラス」のサムライ麻雀を見せつけ、

村上淳プロは礼に始まり礼に終わる「フェアプレー」の精神で戦う、

Mリーガーの鑑となっています。

そして白鳥“ホワイトフェニックス”翔プロ。私の観戦記で中心に書きがちですが、

今回も白鳥プロメインの観戦記になります。

まず思ったのは髪の色……ではなく「ふ、太った?」

白鳥プロはやわらか豆腐メンタルと思われがちですが、ストレスでいっぱい食べたり、

逆に食べられなくなったりということはよくあること。

たぶんそれが表面に出やすいんだろうと思います。

そんな白鳥翔プロがなんとベビーフェイスから“ダークサイド”に堕ち、遂にヒールターン。

「僕と契約して、魔法少女になってよ」

キュゥべえならぬキュゥそうからの言葉があったのか、

髪色がゴールドからシルバー&パープルになり“魔法少女”になりました。

(「魔法少女」「ダークサイド」は私の妄想ではなく、本人談です)

さてこのまま牌譜なしで原稿を書ききることもできるのですが

「観戦記」なので、戦いを見ましょう!

東4局。ドラは

得点状況はトップ目が村上29200、ラス目が19800と平たい状態。

ここで黒沢のセレブ配牌!

ガチセレブ! ドラのは自風! 自然とホンイツへ向かう。

4巡目。ヒサトが自風のをポン。

バラバラ! 鳴いた西以外メンツゼロ! 「これこれこれ!」と思わせるヒサトの鳴き!

そして7巡目。ヒサトのチーが炸裂!

野武士のような鳴きじゃ! バッラバラ! また鳴いた牌以外、メンツゼロのまま!

私自身がこういう麻雀をするので、もうたまらんです! そしてヒサトもホンイツへ。

8巡目。白鳥の手牌はというと、

ソーズが369の三面張なので残しておきたいところだが、

解説の滝沢プロもおっしゃっていましたが、

【黒沢→萬子のホンイツ】

【ヒサト→ソーズのホンイツ】。

萬子屋さんとソーズ屋さんがいるので、その“レッドオーシャン”にはいかず、

“ブルーオーシャン”であるピンズの海へダイブ!を切る。

その後、黒沢はポンテン、ヒサトはチーテンを入れる。

さらに黒沢はを加カン。カンドラは。白鳥の手牌が1翻アップ↑する。

そして白鳥、熱々の危険牌、を切りリーチ!

勝負手でここは攻めるしかない黒沢、しかしをつかみ、白鳥への一発放銃、8000点となる。

しかしこのまま行かないのが麻雀。

白鳥は南3局に黒沢に放銃し、村上がトップに立つ。

だが南4局、白鳥は3巡目で

待ちの、とにかくアガればトップの優勝テンパイを入れる!

しかもリーチせずのダマでもOK!

しかし5巡目なのにが山に1枚しかない!

大ピンチ! しかしその残り1枚をツモり、逆転トップを決める。

そして優勝インタビュー。

それを要約すると

・心がダークサイドに堕ち、髪が金髪からパープルへと自然と変色

・でも元気になれば金髪に戻るよ!

・化粧品売り場で塩スプレーを見つけたので、お清めとしてかけたよ!

・ファンみなさん、応援の言葉、お守り、ありがとう!

・ファンの声援からパワーをもらって、最後の1枚のピンツモれたよ!

・天が味方してくれた!

そのインタビュー明けの滝沢プロの表情。

ちーん。

でもこの縁起を担ぐというのは、ものすごく分かります。

「そんなことをやっても無駄だ」という人もいると思いますが、

それをやることによって、その「思いの力」が体に乗るのです。

あると思えばある。

ここから「シュレーディンガーの猫」とかの話になるのですがこのあたりにして。

第2戦。座り順は、

東家・瀬戸熊直樹(TEAM雷電)

南家・園田賢(赤坂ドリブンズ)

西家・白鳥翔(渋谷ABEMAS)

北家・佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

今回で僕の原稿は9回目となるが、全部読んでいただいた方には、

「こじれた性格」であるというのと、「アイドルオタク」というのはもうバレていると思いますが、

「受験オタク」というのはまだバレてないと思います。

その「受験オタク」の自分にとってこのカードは、待ってました!

そして私の原稿の時に来てくれてありがとう!という対戦なのです。

「第2戦の男」園田賢と白鳥翔は同じ慶應義塾大学出身です。

そして園田賢は高校受験界・西の雄、灘高校出身です。

ソノケンは灘中学組。あそこは正直地頭が違う。そのエピソードはまた次の機会に。

一方白鳥は慶應義塾“中等部”出身。

慶応は大学より中高の方がお金がかかると言われ、こちらもエリートなのである。

ここで私が受験生だったとき、

慶応現役女子大生から通信教育を受けていた話をしようと思っていたがこれもまたいつか。

そんなペンは剣よりも強し! 慶応対決が実現した!

しかも園田の異名は「魔法使い」。白鳥の異名は「魔法少女」(今回から)。

こちらの方面でも夢の対決となったのです!

そして開局早々東1局。

瀬戸熊がリーチ!

慶応組の園田はポンテン、白鳥もテンパイを入れ、プッシュプッシュプッシュ!

どちらの慶応が勝つのか?!

だがしかし

瀬戸熊がツモ。親っパネ6000オール!

そのままクマさんは、スタコラサッサッサーのーサー、で逃げ切る。

というわけでこの物語は、クマの一撃で魔法使いと魔法少女はやられたとさ。おしまい。

おまけ。

瀬戸熊プロは、「流れはない」派から「流れはある」派になり、

そこから強くなった、という話を聞いた記憶があります。

そのきっかけはたしか奥様に「流れはあるから」と言われてだったような。

それは置いといて。

「流れはない」派は、「流れは気持ちの問題」。「だから放銃しても問題なし」。

私はどちらの心情もわかるのですが、

「流れはある」派は、流れは「気持ち」の問題じゃなくて、

そのままの意味、「流れ」があるのです。

そして「ある派」「ない派」どちらとも、

負けたのは「流れ」のせいにしていないのは共通しています。

「流れが悪いから負けた」とはいいません。負けは、自分の責任だ、

というのが市井の人とプロの違いでしょう。

さて。

なんかアヤシゲな感じになってきたのでこのへんで。

あ、いや、最後にひとつ。

第2戦、挨拶をして親の瀬戸熊が卓のボタンを押す。

まだ手牌を開く前。

瀬戸熊は微笑していた。

この時、僕は「あ、瀬戸熊さんが勝った」と思ったのです。

これは流れでもなんでもない。ただの感覚です。

そして結果勝ちましたが、文字通りこの話はウルトラ結果論です。

でも僕は瀬戸熊さんに聞きたい。

自分が微笑んでいたことに気づいていましたか?

気づいてても気づいていなくても。

瀬戸熊さんがとてもリラックスした状態で戦っていたのは間違いないはずです。

 

花崎圭司(はなさきけいじ)

放送作家・小説家・シナリオライター。映画化になった二階堂亜樹の半生を描いた漫画「aki」(竹書房刊)の脚本を担当。

(C)AbemaTV

大和証券 Mリーグ ドリブンズvs麻雀格闘倶楽部vsABEMASvs雷電

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