親番の園田、をポンしていて何を切るか。
アガりだけをみるならだがそれだと2900で終わることが多くなってしまう。を活かすのとソーズのホンイツまで見る打とした。
これを松本から5800をアガると
次局はあっさりと満貫のツモ。2局で滝沢を逆転した。
完全に園田と滝沢のシーソーゲームとなる展開だ。
そういえば我々30代にとってシーソーゲームといえばミスチルの曲を必ず思い出す。昔バンドマンだった私はベースを担当していたが、この曲にはほんの少しベースソロがあって、ライブで披露する度に冷や汗をかいたものだ。今Mリーガー達が味わっている「絶対にミスできない」緊張感は、その何倍、いや何十倍だろうか。
南1局2本場
滝沢が跳満を出アガりし再逆転を果たす。
園田→滝沢→園田→滝沢と目まぐるしくトップが交互に入れ替わっていく。
南3局0本場
前局5200をアガって再び加点した園田。寿人のリーチ宣言牌のをチーしてタンヤオ赤赤のテンパイを取ると
寿人から出アガりし3度トップ目に立つ!
その差わずか900点。勝負はオーラスにもつれた。
南4局0本場
ここにきてファーストテンパイはずっと我慢を強いられてきた松本だった。
だが通常なら嬉しいこの満貫テンパイもチーム状況を考えると難しい。3着キープするのは当然だが、園田からの出アガり以外はドリブンズをトップにして半荘が終了してしまう。かといって3着を競っている状況で見逃すほどのメリットがあるとは思えない。
結果的に滝沢が掴んで
松本はアガった。
苦渋の決断だということは誰の目から見ても明らかだった。
しかしこれで格闘倶楽部とABEMASはより苦しいポイント差となってしまった。下位2チームにとってはいよいよ正念場だ。意地を見せることができるだろうか。
梶谷悠介
最高位戦日本プ麻雀協会所属。HNツケマイとして天鳳やブログで一時話題となる。去年パパと麻雀プロに同時なった男。最高位とMリーガーを目指して連続昇級中。
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