場を見渡して茅森は、
を押してダマテンにとった。もちろんダマでもツモればアガれる。そして、茅森がダマに構えた大きな理由が、
親リーに対して、、をキツい牌を連打している沢崎の存在だ。萩原と直対ならともかく、沢崎まで参戦してくるとなると、茅森の待ちカンはなんとも心細い。
ここで沢崎は追っかけリーチ。
茅森が次に引いたのは、
だ…
止めた!!萩原への満貫放銃を回避。安易にリーチを打たない茅森の的確な判断が実った形だ。
そして、この局も流局。
続く南4局6本場は、
7巡目に勝又がテンパイ。これは決まったか…?
しかし、
8巡目に萩原がリーチ!
さらに、
勝又が押したをチーした茅森も、
次巡テンパイ!茅森もアガればもちろんトップだ。
そして、
沢崎までもが追いついてリーチ!全員が全員前に出た!
勝負の行方は…
「ツモ」
萩原がきた!
そう簡単には終わらせない。そんな表情だ。
リーチツモをアガった萩原が10800点を獲得していたことが、この勝負のすさまじさを物語る。
⑤南4局7本場 勝又選手 安パイは切らさない!
ダブをポンした勝又。スリムに構えながらもアガリへと向かう。
そこへ、
萩原の親リーチが飛んできた。
イーシャンテンの茅森も、
をワンプッシュ。このを勝又が…
スルー!!ポンテンをとらない!!!
ここでをポンすると、親のリーチの現物が0になる。沢崎が割って入ることもあるだろうし、また親がアガったり流局したりしても勝又はまだトップ目だ。自分がここでこの手をアガる以外にも最終的にトップになる道は複数存在する。
流局まで巡目がかなりあるここは勝又、を2枚キープすることで、手詰まって失点する可能性を出来る限り下げた。
を1枚キャッチして打。
を引いて、狙い通りを落としていく。
とを引いてこの形に。なんとも苦しいが…
超終盤にテンパイが入ってを勝負!
この局は流局となったが、勝又はテンパイ料を得て茅森との差を広げることに成功した。
続く南4局8本場は、