誕生日には花束よりも点棒を!二階堂亜樹のトップを祝った僥倖ダブリーetc.【熱論!Mリーグ】担当記者:危険な鬼太郎

熱論!Mリーグ【Fri】

誕生日には花束よりも点棒を

二階堂亜樹のトップを祝った

僥倖ダブリーetc.

文・危険な鬼太郎/2019年11月15日

麻雀における強さとは何か?たびたび話題に上がる。

私は競技麻雀及び、Mリーグにおいては結果を出すことだと一人で感じている。どんなに内容が良くてもラスではどうしようもない。

プロなんだ。麻雀の内容はもちろんだが、結果で見せてくれ。と思い、麻雀を観戦している。

1回戦

東1局1本場

0本場では積極策を用いて一人テンパイをした朝倉がテンパイ。

ここで朝倉の時が止まる。ドラ単騎待ちでこの巡目でリーチするのか?しないのか?を精査している間に私には見えた。

がっ!

しかし、朝倉がドラ単騎待ちではなく1枚切れの単騎待ちでリーチと来た。これは面白い。

目に見える状況や捨て牌から推理しても、麻雀は山に残っている牌が完全に分かるものではない。そういう理論で言うならば、単騎待ちでもドラ単騎待ちリーチでもツモる確率は一緒だ。

しかし、出アガリの確率はこの単騎待ちだと格段に跳ね上がる。自分の捨て牌は自然なタンピン系の捨て牌。1枚切れのぐらいは勝負してくれる人がいるはず。

狙い通りテンパイを狙った瀬戸熊がこのを打った。

「1枚だけ…終盤ならば勝負!」

麻雀をやっているとみなさんが良く考える思考ではないだろうか。

リーチ七対子の4800点のアガリ。

欲張りな選手にはきっとアガれないだろうが、バランスを取る朝倉らしいクレバーな選択だった。

東1局2本場

瀬戸熊がをポン!

この巡目からになると、安全度も考えて行動しなければいけない。となると字牌を残せるこのポンは凄く嬉しい。

もう一つポンできればトイトイテンパイで、できなければ1枚切れのもある。攻守兼用だ。

ツモが凄くきかない親の朝倉。

をリャンメンチーしての確定イッツーテンパイ。形式テンパイでも上々なのに役有りテンパイなのが地味に嬉しい所だ。

疑問に思った点が日向の打牌選択だ。

この手牌からを切る。これは良い一打だ。瀬戸熊の捨て牌はの対子落としが見え見えで入っている。まだテンパイは遠そうだし、は朝倉の現物。テンパイまでは粘れる。

このをポンして瀬戸熊がテンパイ。1枚切れのと1枚切れのを入れ替えてのテンパイだ。

次の日向の打牌。

 

を打って瀬戸熊に放銃。これを私は疑問に思った。

まず、テンパイを取りたいのとアガリたいのは分かる。なら、なおの事ここはドラのを切るしかないのではないだろうか?ドラのは2枚、朝倉の捨て牌に並んでいる。

さらにこのドラのはほぼ、瀬戸熊には当たらない。何故ならば瀬戸熊はの対子落としをしているからだ。瀬戸熊がトイトイが当たる形になっているとしたらそれは一度イーシャンテンから2シャンテンに戻していることになる。

少し甘い打牌に見えた。

東2局

日向に化け物手のテンパイが入る。

なんとタンピンドラ4の確定跳満テンパイ。さらに345の三色にまで変わればダマテンでも倍満が見える化け物手だ。

ただ、惜しむらくは…。

亜樹が1枚切れのを一人で吸収して、もう山には残っていなかったことか…。

ドラを掴んだ日向は当然すっと切り出した。

そこにテンパイを入れていた朝倉…。ダマテンのチートイドラドラ。昭和風に言うならばドラマチックダマ

跳満テンパイなのに6400放銃では頭がくらくらしてしまう。

東3局

日向にはまだ試練が訪れる。

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