【麻雀小説】中央線アンダードッグ 第46話:歌舞伎町【長村大】
中央線アンダードッグ 長村大 第46話 オーラス、トップと3千点差ほどの2着目である。5巡目にを仕掛けてこの手牌となった。 ツモ ドラ リャンメン…
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中央線アンダードッグ 長村大 第46話 オーラス、トップと3千点差ほどの2着目である。5巡目にを仕掛けてこの手牌となった。 ツモ ドラ リャンメン…
中央線アンダードッグ 長村大 第45話 詳しくは書かない。 だが結局のところ、おれは実家に戻ることになった。どこにでもありふれている話、最大公約数的な着地である。日本式の麻雀を広…
中央線アンダードッグ 長村大 第44話 たしか、よく晴れた日だったような気がする。そんな記憶がある。けれどほんとうは曇りだったかもしれないし土砂降りの雨だったかもしれない。よくわ…
中央線アンダードッグ 長村大 第43話 ツモ ドラ こんな手だった。 おれは特にためらうことなくを縦に置く。次巡、あっさりとをツモアガった。 「ツモ、ドラ1でゴッ…
中央線アンダードッグ 長村大 第42話 元来、おれは昔のことをあまり憶えていないほうだと思う。小学校に入る前の記憶はなに一つないし、小学生時代も断片的な場面、あるいは「そういうこ…
中央線アンダードッグ 長村大 第41話 「リーチ」 自分の声が、誰か他人の声のように聞こえる。 歌舞伎町交番のはす向かい、今はもうない、コマ劇場の端っこにくっつくように立っていた…
中央線アンダードッグ 長村大 第40話 ツモ牌を手牌の横に伏せて、2着を競っているトイメンの学生が考えている。意を決したか、やおら「リーチ!」と声を張り、を横に曲げる。トップ目の…
中央線アンダードッグ 長村大 第39話 ひとまず会社を休むことになった。 仕事がキツいと思ったことはある、365日、ほとんど仕事と休みの区別ない生活を何年かしているのだ。給料だっ…
中央線アンダードッグ 長村大 第38話 朝、起きられなくなった。 おれは元来、朝が苦手ではない。いつも起きる時間であれば目覚まし時計なしで起きられるし、多少早い時間でも目覚まし時…
中央線アンダードッグ 長村大 第37話 結果的に、オオトモの新団体には30人近くが集まった。シーズン途中での旗揚げとしては、予想外の大人数である。オオトモとしては自分を含めて10…
中央線アンダードッグ 長村大 第36話 オオトモらしい、と言えばオオトモらしい決断であったかもしれない。良きにつけ悪しきにつけ、決断が早く行動力があるのだ。だが、今回は少し拙速に…
中央線アンダードッグ 長村大 第35話 ドラ オーラス、アガリトップの西家である。はっきりと苦しい配牌、重なってほしい字牌すらない。 親の第一打のをトップ目の北家…