【麻雀小説】中央線アンダードッグ 第34話:開票【長村大】
中央線アンダードッグ 長村大 第34話 オオトモが立ち上がる。 「どうも、オオトモです。今回は思うところがありまして、この代表選挙に立候補させてもらいました」 オオ…
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中央線アンダードッグ 長村大 第34話 オオトモが立ち上がる。 「どうも、オオトモです。今回は思うところがありまして、この代表選挙に立候補させてもらいました」 オオ…
中央線アンダードッグ 長村大 第33話 カジが聞いてきたオオトモの話は、概ね我々の方向性と合致していた。すなわち食える競技プロの世界、そのためには麻雀の技術はもちろん大切だが、そ…
中央線アンダードッグ 長村大 第32話 飯田橋界隈を局所的に襲った大不況をペリカ発行という荒業で乗り切ったかに見えた我々であったが、すべてのペリカを回収するには少々時間がかかった…
中央線アンダードッグ 長村大 第31話 飯田橋、特に神楽坂とは反対の東口の夜は静かだ。日を超えて終電が過ぎれば、もはや歩く人はほとんどいなくなり、道を走る車もいなくなる。片側3車…
中央線アンダードッグ 長村大 第30話 T書房に新しく編集部員が入社した。名前はヤナセ、中途入社であったので年は少し上だったが、ほぼ同年代と言っていいだろう。フリー雀荘ではそれな…
中央線アンダードッグ 長村大 第29話 新しく入ったカワシマは変わった男であった。いや、変わり者といえばバベルの人間はみな変わり者ではあるのだが、それともすこし性質を異にしていた…
中央線アンダードッグ 長村大 第28話 麻雀プロが食える世界を作る、という大義名分はあれど、とりあえずは会社である。当たり前だが仕事をせねばならない。書き物仕事に関してはそれまで…
中央線アンダードッグ 長村大 第27話 翌日、カジに言われた通りに飯田橋にある事務所を訪れた。訪れた、というのも変かもしれない、正しくは出社であろう。 会社の名前は「有限会社バベ…
中央線アンダードッグ 長村大 第26話 セントラル通りから歌舞伎町に入り、そのまま直進する。風俗やテレクラのサンドウィッチマン、キャッチ、酔客そして人人人。右手にコマ劇場、左手に…
中央線アンダードッグ 長村大 第25話 順調に、と言ったら偉そうだが、プロとしての麻雀も好調であった。龍王位を取った翌年には別のオープンタイトルを獲得、衛星放送の対局でも優勝こそ…
中央線アンダードッグ 長村大 第24話 競技麻雀プロにおいて、リーグ戦は本場所と言える。各種タイトル戦は、予選も本戦も決勝も半荘数回単位で行われることがほとんどだ。ならばそのシス…
中央線アンダードッグ 長村大 第23話 平常心を取り戻せたこともあり、そこからはまともに戦えた。ラスを引くこともあったが同じようにトップもあり、最初の負債は徐々に減っていった。マ…