腹を括った
聴牌取らずドラ残し!
トータルテンボス・大村が
魅せるハンパねぇ!麻雀。
【B卓】担当記者:危険な鬼太郎 2020年8月15日(土)
A卓のメンツはB卓のメンツよりもかなり、放送対局に慣れているメンバーが集まったなと感じた。
このメンツの中で「われ目DEポン」で見たことがないのが加藤哲郎ぐらいなもので、私は全員の麻雀を何度かTV対局で見たことがある。
加藤や児嶋一哉に至ってはプロ雀士が混ざっている大会などで、かなり結果を出している男なのでプロの放送対局顔負けな戦いになりそうだなとワクワクしていた。
児嶋は自身のyoutubeチャンネルで麻雀の事を熱く語っているので、興味がある方は見た方が良いかもしれない。
B卓
東家 加藤哲郎
南家 月亭八光
西家 児嶋一哉
北家 大村朋宏
東1局
児嶋が卒なく先制リーチを打つ。
なんてことはないリーチに見えるが、第二打にを打っている。困った選手からの出アガリを期待できそうだが、このが親の加藤の七対子にガッツリ組み込まれていた。
これに対して大村は中筋などを切って粘る選択に出る。
そしてロン牌を掴む大村。大村はかなり丁寧に打つ印象がある。止まった以上は打たないかな?と思いきや。
ここは打からではなく、打の方から。これは児嶋の捨て牌に相当気を使っている一打に見えた。
「児嶋のリーチはが早く、待ちは無さそうだ。のリャンメンで当たるケースはあるが、のワンチャンスでも結構見えているな…。の
方が捨て牌的に危険か?」
と思っての打牌だと思う。
これが児嶋にまさかので放銃する形になり、リーチピンフドラ裏の8000の痛い失点となった物の、解説の近藤は
「むしろを打ってギリギリまで踏み込めた大村の手順は良い」
と褒めていた。私もそう思う。この4mを打てるのが大村の雀力の高さだ。
東2局
発のポンテン1000点の待ちを取らずに、東1局の失点を取り返しに行く大村。
ここでを絞って打の手順は面白い。ここは打を打つ人も多いとは思うが、大村は字牌の絞りがとても丁寧。
まだ引きあたりの可能性も残したいのが人情だが、大村にとってみればを他家に鳴かれて展開が早くなるのが嫌なのだ。
これが大村の構想にビタリとハマる。
を暗刻にしてリーチ!
これを親番の八光がポン!
対して親番の八光も、ホンイツドラ1の12000のイーシャンテン。だが、麻雀は聴牌とイーシャンテンとでは全くもって強さが違う。
一巡前に大村がを切ったら、渋々大村は2枚目のでポンテンを取ったかもしれない。打点も大差だ。
大村はこのを力強くツモ!
リーチ、ツモ、の1300-2600のアガリ!
全然忍ばないアガリだ。
東3局
加藤が聴牌からのヤミテンを選択。
別段リーチを打ってもおかしくはないが、ヤミテンもまた有りな選択。
この手牌はを引けば三色変化、を引けばタンヤオに三色、だとタンヤオが付く。手役が付く可能性がある牌が3種もある。
これがもしタンヤオだけの1役だけの振り替わりならば、加藤は構わずリーチしたかもしれないが、を引けばタンヤオと三色で3役も増える可能性がある。流石にもったいない。
を引けば漢の切りフリテンリーチで跳満を引きに行くのも十分に有りだ。(ツモだとツモった方が良いかも?)
巡目は相当立ったものの、加藤は諦めずにリーチを打たなかった。その結果最高の変化。高目タンピン三色のリーチだ!
これに親の児嶋もぶつける!