粘りの石井良樹
執念の鈴木優
諦めが悪い男達が
卓上で奏でた鎮魂歌
2023年6月26日J卓 文・徳岡明信
予選1stステージも9卓が終え、毎回大きな反響と盛り上がりを魅せるMトーナメント
今回は節目の10卓目。
「M」の頂へ挑戦するは2人の若き精鋭。
浅井堂岐(あさいたかき)・日本プロ麻雀協会
自団体の最高峰タイトル雀王を、昨期に戴冠。
先日行われた「BEASTJapanextドラフト指名オーディション」や
「麻雀最強戦タイトルホルダー頂上決戦」での活躍は記憶に新しい。
まさに麻雀界の名勝負製造機。
満を持して「M」の舞台に殴り込みだ。
今宵も名勝負を我々麻雀ファンに届けてくれるか。
石井良樹(いしいよしき)・日本プロ麻雀連盟
自団体の歴史あるタイトル戦の王位戦を戴冠して東北からこの舞台にやって来た。
あの佐々木寿人も認める攻撃型の麻雀を武器とし、
「強引グ・マイウェイ」の異名を持つ石井。
この煌びやかな舞台で「強引」に輝く為に押して押して押しまくる。
今ノリにノッてる2人の若き精鋭に立ちはだかるMリーガーは
鈴木優・U-NEXT Pirates
ご存知、戦闘民族の優がトーナメントの舞台でも攻め抜いていくか。
東城りお・セガサミーフェニックス
前シーズンではポイントゲッターとしてチームを牽引した東城。
優と同じく攻めっ気強い打ち手なのでこのJ卓はぶつかり合い必至の好カードとなった。
若き精鋭達が新時代を切り開くか。
はたまた現役Mリーガーが牙城を守るのか。
今宵も牌に人生を賭けた男と女の意地と意地の張り合いをとくとご覧あれ。
予選1stステージ J卓
東家:東城りお(セガサミーフェニックス)
南家:鈴木優 (U-NEXT Pirates)
西家:浅井堂岐(日本プロ麻雀協会)
北家:石井良樹(日本プロ麻雀連盟)
実況:古橋崇志(日本プロ麻雀連盟)
解説:土田浩翔(最高位戦日本プロ麻雀協会)
第1試合
東1局、まずは石井が挨拶替わりの2000/4000のツモアガリ。
「強引グ・マイウェイ」らしく8枚目のを強引に引き当てる。
これに続けと言わんばかりにお次は浅井の出番だ。
東3局2本場、浅井の親リーチは待ちのリーチ・タンヤオ・赤。
追いついた東城が高目三色ので浅井に被せていく。
攻撃型の雀風が揃ったこのJ卓。このようなぶつかり合いが見所となる。
中筋になったが優から放たれ、これが何と裏3!
18000は18600点+供託2本の大きすぎるアガリをものにした!
続く東4局
親の石井が早々にカンのテンパイ。