卓上を彩る
遅咲きの一凛の花
その名は‘中田花奈‘
文・徳岡明信【月曜担当ライター】2024年1月29日
2024年も早一か月が過ぎようとしている今日この頃、
Mリーグのレギュラーシーズンも早2/3を過ぎようとしている。
1年とMリーグとよその子の成長は早いなぁ~
なんて言っているうちに、今宵も注目の第1試合が始まる。
東家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:萩原聖人(TEAM雷電)
西家:浅見真紀(赤坂ドリブンズ)
北家:中田花奈(BEASTJapanext)
モデル、俳優、アイドル、ママ雀士(無理矢理)
各分野のインフルエンサーが集った華やかな卓。
中でも全国の麻雀ファンが注目しているであろう
今夜こそ、今度こそ。
沢山の苦渋を味わってきたこの舞台、そろそろ花を咲かせたい。
中田花奈の初トップが訪れるか、それとも…
どんなに苦しい状況でも決して笑顔は絶やさない。
凛々しい顔での入場に期待せざるを得ない。
さぁ、今宵卓上に初トップの花を咲かせる事は出来るのか。
苦しいチームに勢いをつける事が出来るか!?
母ちゃん戦うで!!
序盤の主導権を握ったのはこのお方、
(何がモデルだよ!何 が俳優だよ! 何がアイドルだよ!こちとら母ちゃんじゃ!! 母ちゃんが一番強いんじゃ!!)
と、心の中で言っていたかは定かでは無いが、
東1局、個人連勝がかかる浅見のリーチ。
3枚見えのイッツーペン待ちからシャンポン変化した所でのリーチ。
の場況は良く、が2枚切れになる前にリーチを打てた事が大きい。
ここに静かに応戦するは親の岡田だ。
ドラのが重なり現物の→とトイツ落としで回ったかのように演出して、
を引き入れて満貫確定の現物待ちだ。
テンパイ打牌のも後筋になっており、全く目立っていない。
次巡も筋のを手出しして、さものターツ落としで回ったかのように見せる。
そしてこのすまし顔。
とても高めツモ6000オールの手をテンパイしている人には見えない。
を掴んだ人が間違いなく地獄行きだ。
ひと昔の岡田なら現物待ちとは言え、このような勝負手は迷わずぶつけていくイメージが強かった。
しかしアガリ率を極限まで高めるこの一連の選択には、岡田の日々の進化を感じる。
そのままあっさり高めを静かにツモアガり全員びっくり仰天の6000オール!
(あんたオリとったんちゃうんかーーーーいっ!!!)
と、思わず叫びたくなるのをグッと我慢して顔で叫ぶ浅見。
しかしこの6000オールでヘコたれる母ちゃんでは無かった。
前局に萩原との2軒リーチ合戦を引き分けで迎えた東2局2本場。
思わずココロオドル入り目を引いてエンジョイ! リーチをかけ続ける。
これで3局連続のリーチ、そろそろアガらないと旦那さんが八つ当たりの標的にされ兼ねない。