ゼウスが目指す新記録【Mリーグ2024-25観戦記 2/28 第1試合】担当記者 坪川義昭 竹内元太 vs 日向藍子 vs 鈴木たろう vs 中田花奈

ゼウスが目指す新記録

文・坪川義昭【金曜担当ライター】2025年2月28日

第1試合

東家:竹内元太(セガサミーフェニックス)
南家:日向藍子(渋谷ABEMAS)
西家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
北家:中田花奈(BEAST X)

 

Mリーグの歴史の中で未だ、どのチームも踏み入れたことのない+1,000pを目指し首位を独走中の赤坂ドリブンズから『ゼウスの選択』こと鈴木たろうが登板した。
セミファイナル進出が確定的ならば手土産にレコード記録を持っていこうといったところだろうか。

東1局

開幕からたろうの手牌が輝いている。
赤ドラが2枚な上に第一ツモが絶好の【7マン】である。

 

日向が早々に役牌2つを晒してプレッシャーをかけていく。

その仕掛けにドラの【7ソウ】を叩き切ったたろうがリーチで被せる。
ヤミテン満貫はあるものの、日向に捌かれるわけにはいかない。

これをアッサリとツモアガリして3000-6000の好発進スタートだ。

東2局

ゼウスの二の矢は早い。
あのハネマンをツモった2巡後には立直宣言をしている。

終盤に親の日向が、たろうの当たり牌単騎でテンパイを入れるファインプレーを魅せたのだが。

お構いなしに高めをツモアガリして2000-4000の追加点を奪う。

東3局1本場

珍しくたろうが手を止める。
ドラの【7ピン】をアンコにし、ストレートに【發】を切るものだと思っていたのだが。

1枚切れの【北】を連打する。
【發】を切るとリーチorピンズが伸びた時にタンヤオというルートになるが、こうすることによって弱い部分を先に処理し、【發】を重ねるorタンヤオという未来を見据えることができる。
どちらがテンパイではなく、アガリまでの最短距離かを考えていたわけだ。

こうなれば後は一本道である。

 

【3マン】を仕掛けて三発目の決定打を放ちにいく。

しかし、ここは三者共がしっかりと受けに回り流局となった。

東4局

 

親番が落ちたたろうがリャンメンから仕掛けを入れる。

 

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