「タカキタカキタカキ!」
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セガサミーフェニックス
浅井堂岐が決めた
「俺達のアガリ」
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2025年10月9日
日本プロ麻雀協会所属。2022年に所属団体の最高峰タイトル、雀王を獲得。
2023-24シーズンからBEASTがMリーグに参入するときのオーディションでも、決勝戦で爪痕を残し、多くの人に「浅井堂岐」という打ち手の強さを印象づけた。
2024年に行われたドラフト会議で、浅井はセガサミーフェニックスから指名を受け、入団。
昨シーズン、2024-25年度は、14戦打ったところで、スコアはプラス。

堂岐は順調に道を進んでいるように見えた。
しかし、2025年1月13日。
日付を見ただけで「うっ」と思うファンの方もいるであろう。
この日、悲劇が起こる。

堂岐は東4局に、

大三元を放銃してしまったのだ。
そこからはスコアが伸び悩み、シーズンを通して200ポイント強のマイナスを喫する。
チームとして優勝を果たしたものの、堂岐の心にはどこか「もっとやれたのでは」というモヤモヤがあったはずだ。
堂岐はオフシーズンの間に、

なんと「12kg」の減量に成功。
ここまでに載せた写真と比べても、シュッとしたのが見て取れる。
身体を研ぎ澄まし、態勢は整った。
堂岐の二つ名は「逆襲のヘラクレス」。
堂岐にとって、

逆襲の2025-26シーズンが始まっている。

第2試合
東家:石井一馬(EARTH JETS)
南家:二階堂亜樹(EX風林火山)
西家:仲林圭(U-NEXT Pirates)
北家:浅井堂岐(セガサミーフェニックス)
東場では、堂岐に風が吹いていた。

東1局は、仲林、一馬との三軒リーチを制し、堂岐がリーチ、2600の出アガリ。
さらに、東4局は、親番の堂岐が、

仕掛けてテンパイを入れた一馬、リーチを放った仲林とのめくり合いに勝利。
リーチツモピンフ赤赤で4000オールのツモアガリ。
誰のアガリ牌が先に積まれているかは、山のみぞ知るところ。
堂岐が手組みという形できちんと準備したのは事実だが、2回とも幸運をつかんだのは、非常に大きな価値を持つ。
「鳴いた方が良かったかな」
とYouTubeの「堂岐の逆襲ch」で語ったのは、

東4局2本場、この手牌でのことだ。
堂岐は、対面から出たをスルーしている。
立体図で見てみよう。

堂岐は、頼みのと
が「どちらも1枚切れ」であることを理由として挙げていた。
確かに、をポンして、
→
、さらには
→
とリャンメンを続けて払うと、ド派手な河になってしまう。
1枚切れのや
を止められた場合は、厳しい展開になることもあろう。