雷鳴轟く!萩原聖人の超ド級の倍満炸裂【Mリーグ2025-26 セミファイナル 観戦記 4/13 第2試合】担当記者 飯盛裕美子

雷鳴轟く!
萩原聖人の超ド級の倍満炸裂

文・飯盛裕美子【月曜担当ライター】2026年4月13日

第2試合

東家:萩原聖人TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:茅森早香セガサミーフェニックス
西家:内川幸太郎EX風林火山
北家:中田花奈BEAST X

5日目を迎えたセミファイナル。依然として苦しいポイント状況にあると思われたTEAM雷電が、ユニバースの想いに応える96.4ptプラスを達成した。

⬛︎茅森の軽快な序盤のアガリ

東1局に2600をロン和了し、1300の放銃を挟んで迎えた東3局
4巡目にタンヤオ一盃口のカン【3ソウ】テンパイをリーチする。3巡後、軽快にツモあがりしてトップ目に立った茅森。勝利の輪郭が見え始めたかのような、そんな展開に思われた。

 

⬛︎中田の鋭い1300のアガリ

東2局、萩原に萬子の混一色模様の配牌が入る。
4巡目に内川に切られた【西】をポンしてテンパイ。役は混一色のみ。

そのテンパイ打牌の【發】をポンしたのは、親の茅森。最終的に【3ピン】単騎の5800のテンパイとなる。

8巡目、やや煮詰まってきた印象の局面で、中田が【1マン】をツモって打【6マン】を選択。親の茅森が直前に【9マン】を切っており、【6マン】が中筋になっている。形を維持しながらワンチャンスの牌を切っていた中田は、13巡目に自身が切った【3マン】を引き戻し、【中】のみのカン【2マン】テンパイにたどり着く。テンパイ打牌の【5ソウ】も、先ほど他家から切られたばかりで比較的安全そうだ。中田はこれをダマテンに構える。直後、茅森から【2マン】が打たれ、中田は1300のアガリ。

他家の仕掛けを見て対応し、回って回ってたどり着いたテンパイは秀逸。その【2マン】は、4巡目に混一色テンパイした萩原の現物待ちでもあった。

⬛︎落としたくない親番を捨てた萩原

南場の親番を迎えた萩原。内川の大物手を潰して2900をアガり、迎えた次局。

役なしカン【8マン】のテンパイが入るも、少考の末にテンパイを外す打【9マン】を選択する。萬子が全体的に他家に持たれていそうな捨て牌で、特に内川は筒子と索子のターツ落としが入っており、混一色濃厚な状況だった。

放たれた【9マン】をポンして混一色へと発進する内川。その直後、タンヤオ・赤1のカン【7マン】待ちでテンパイした中田がこれをリーチする。

内川は中田のリーチに対し、一発で無筋の【8マン】をプッシュ。混一色の色が余った形だ。

テンパイを外した萩原に、またもや役なしのカン【5ソウ】テンパイが入る。テンパイを取れば打【7マン】となり、中田への放銃だ。苦しい表情でじっと思考した末、自身で通した【9ピン】をもう一度切ってオリを選択する。チーム状況としてはどうしてもプラスがほしい。【5ソウ】のひょっこりツモや、【3ソウ】引きのリーチにも備えたい気持ちをグッと堪えた。

最終手番、内川は無筋の【5マン】をツモ。中田には通っていない牌だ。【西】を切ってオリを選択した。萩原の苦しい苦しい我慢が報われたかのような、中田の1人テンパイで流局だった。

⬛︎完璧手順の萩原の倍満

南2局3本場、萩原にド級の配牌が入る。タンヤオ・赤3のイーシャンテン配牌だ。
このとき萩原は、「絶対に間違えてはいけないというプレッシャーを感じていた」とインタビューで語っていた。

4巡目に引いた牌は【5マン】。どれを切っても裏目のある選択で、萬子と索子は3455とまったく同じ形である。【2マン】が1枚、【2ソウ】も1枚河に切られている。萩原はかなり難しいといった表情で考え、ツモ切りの打【5マン】を選択した。

6巡目に引いた牌は【3ピン】。暗刻の【2ピン】にくっついて【2ピン】【2ピン】【2ピン】【3ピン】となり、【1ピン】【4ピン】【3ピン】の受け入れができた。もし【4ピン】を先に引けた場合には【2ピン】【2ピン】【2ピン】【3ピン】【4ピン】【5ピン】【6ピン】となり、【1ピン】【4ピン】【7ピン】【3ピン】【6ピン】という5メンチャンの待ちになって、最終形になったときに非常に強い形である。

とは言うものの、【5ピン】【5ピン】【6ピン】のターツがあり【4ピン】が受け被りしていること、その形を生かすなら索子の受け入れを【2ソウ】【5ソウ】以外失ってしまうデメリットもある。
実況解説陣も「これは【3ピン】になってしまうか……」と口をそろえていたなか、萩原は打【5ピン】を選択。
この選択、テンパイチャンスだけで言えば【3ピン】切りがもっとも受けが広いのだが、最終形が必ず両面以上になるというメリットがある。さらに打点は確保されているため、【1ピン】【4ピン】【3ピン】待ちになったときに和了りやすいのも嬉しい。

8巡目、ドラの【7ピン】をツモって絶好の【1ピン】【4ピン】【3ピン】待ちでテンパイ。山には6枚。【3ピン】残しの選択がハマる。【1ピン】は平和・赤3・ドラ1の満貫【3ピン】タンヤオ・赤3・ドラ1の満貫【4ピン】タンヤオ・平和・赤3・ドラ1の跳満というテンパイだ。ツモはすべて跳満。萩原はダマテンを選択する。
その直後、中田から【5ピン】【8ピン】待ちのリーチ。山に1枚。萩原はツモ切りで追っかけリーチを敢行する。続いて内川から【2ピン】【5ピン】待ちのリーチ。こちらは山に0枚。【8ピン】がすぐにオリている茅森に流れ、萩原しかアガれないという圧倒的有利な状況となった。
掴んだのは中田。【4ピン】が虚しく河に放たれる。震えながら手牌を倒す萩原。

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