今夜こそ届くか 揺れるサクラのピアスに岡田紗佳の満開を予見する 【Mリーグ2021観戦記10/26】担当記者:ZERO

松嶋「えっ? えっ? えっ? あ、天和になっちゃう!」

親の萩原の配牌がテンパイしているのだ!

石原さとみが隣に?!


天和にはならなかったものの、そのままダブリーを打ち…


ツモって4000オール。

岡田は再び3着目になってしまう。

松嶋「まだ震えが止まりません」

天和チャンスの余韻が残る、オーラス2本場だった。

東城から先制リーチの入っている場面で…↓

岡田が【1ソウ】【西】のシャンポン待ちで追っかけリーチを放つ。

東城に放銃したらラスまであるが関係ない。

その東城のリーチ棒のおかげで満ツモでトップになるし、ドラの【西】なら出アガリでもハネマンになる。

戦い続けたご褒美か、最後の最後で勝負手が入った。

トップか…

はたまたかラスか…


一歩先がわからない。

だからこそ面白い。


だからこそ私は麻雀の世界に足を踏み入れた。

念願のトップに向け、岡田が祈るようにツモをめくっていく。

サクラのピアスが揺れる。

結末はすぐ訪れた。


前に出た萩原が切った【1ソウ】で…


岡田が8000のアガリ。

岡田は萩原こそまくったものの、

トップまで1800点届かなかった。

またしてもほんの少し届かなかった。

でも、これが麻雀。私の愛した麻雀。

私はこの夜、一寸先のわからない世界において、活躍する岡田の姿がくっきりと見えた。

情熱と冷静の間で、しっかりと地に足をつけ、ファイティングポーズをとって攻めきる姿勢を確認できたからだ。

トップこそ逃したものの、桜のつぼみは確実にふくらんでいる。

他のプレイヤーはどうだったか

本編は完全に岡田視点で書いたが、他の打ち手にも一言ずつ言及したい。

東城りおプロ。


このカン【7マン】チーが機敏だった。

【9ピン】を切って

この形。ネックを解消した上、うまくいけばタンヤオ三色ドラドラで満貫になる。

【1ソウ】じゃなくて【9ピン】を切ったのはツモ【2ソウ】

三色のテンパイができるからだ。

現状は片アガリの3900だが、ツモ【2ソウ】やツモ【4ソウ】タンヤオが付加され、満貫に昇格する。

このへんの裁き方が慣れているな…と感じた。

門前タイプだと思っていたので、いい意味で意外だった。

あと…

美人に美人というのはタブーと説いたが、東城の打っている姿は人を惹きつけるものがある。

滝沢和典プロ。

トップの決め手となったのはこの選択だったように思う。↓


滝沢は2巡目にここから【4ソウ】を切った。

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