『ルミアキvsタキヒサ』第2ラウンド 佐々木寿人が『ルミアキ』の向こうに見るライバル【Mリーグ2021観戦記11/4】担当記者:東川亮

『ルミアキvsタキヒサ』
第2ラウンド 、
佐々木寿人
『ルミアキ』の
向こうに見る
ライバル

文・東川亮【月曜・木曜担当ライター】2021年11月4日

大和証券Mリーグ、11月4日の試合は、事前にちょっとした盛り上がりがあった。
発端はEX風林火山公式Twitterのツイートである。

意味ありげな内容に、KONAMI麻雀格闘倶楽部の公式Twitterが反応。

かくして、11月4日は「ルミアキ」vs「タキヒサ」の対決となった。第1試合では二階堂亜樹滝沢和典という昨シーズンのチームメートが対戦し、滝沢が快勝。第2ラウンドとなる第2試合では、二階堂瑠美佐々木寿人が戦うこととなった。

「ルミアキ」なら「瑠美→亜樹」の順番じゃね?

などという無粋なツッコミは不要だ。

第2試合
東家:二階堂瑠美(EX風林火山)
南家:萩原聖人TEAM雷電
西家:佐々木寿人KONAMI麻雀格闘倶楽部
北家:朝倉康心U-NEXT Pirates

東3局の寿人にものすごい手が入る。第1ツモで3メンツ完成、しかもドラ【5ピン】が赤含みで暗刻。寿人だったらだいたいリーチしてツモって6000オールか8000オールだろう。

【8ピン】を引いて1シャンテン。しかし寿人は【2ソウ】を切り、目いっぱいに受けない【東】残し。この手ならマックスに受けてもよさそうだが・・・

5巡目の【3ソウ】引きは明確に裏目、6巡目【4ピン】引きでの【1ソウ】【4ソウ】待ちテンパイを逃した。とはいえどうにかなりそうな牌姿ではあったが、その後も有効牌を引かず、結局は萩原のリーチを受けて切った現物【9ピン】で朝倉に1000点の放銃。実際にアガっていたかどうかは分からないが、寿人にとってはかなり痛い一局となった。

寿人は試合後、この局について強く悔いていると語った。解説を務めた村上淳も1枚切れの【東】残しに言及していたが、寿人ほどの打ち手でもこのようなことがあるのも、また興味深い。

南1局。ソーズの多い寿人の手に、さらにソーズが寄ってくる。【4ソウ】引きで暗刻になり、カン【7マン】ターツはドラ受けとは言え、ここはホンイツコンサルタント」としてマンズを払って一色手に向かうように思えた。まあ、解説の村上が言うように、「コンサルタント」はアドバイスする仕事であり、自分で実行する人ではないのだが。

だが、寿人の選択は生牌【中】切り。

寿人は最後までカン【7マン】受けにこだわり、そのままリーチへ。【7マン】は瑠美の手に1枚あるだけで山に3枚残っており、ツモアガリも十分期待できた。ただ、【4ソウ】引きのあとに【2ソウ】【3ソウ】【4ソウ】とものすごいソーズ引きを見せていただけに、混一色に向かう寿人の姿を見たかったファンもいたかもしれない。

しかし、よく訓練された寿人ファンならこう思ったはずだ。
「まあ、寿人ならツモるっしょ」

・・・あれっ?
3枚の【7マン】は萩原が全て回収してしまった。こういうのをツモってきたのが佐々木寿人ではなかったか。最後は朝倉に粘られて2人で流局。豪快にアガるでもなく、派手に放銃するわけでもない、もやっとした局面が続く。

南3局は2巡目リーチ! どこからか「はじまったよ・・・」とぼやきが聞こえるようだ。

だが、山6をツモれず流局。どうした寿人。

南3局1本場も第1ツモでドラが暗刻。朝倉が【發】【8マン】とポンして【2ピン】【5ピン】待ちテンパイを入れていたが、そこにドラ3リーチをぶち込む。

そして4枚目のドラを引いて暗槓!ツモって裏1で8000オー・・・!

【2ピン】で朝倉に2000は2300を放銃。寿人にドラが集まるときに限って、朝倉のかわし手が決まる。むしろこれが朝倉の真骨頂か。

満貫が一度も出ないまま、試合はオーラスまで来てしまった。点数も比較的動いておらず、全員が現実的に着順アップを狙える状況。4番手の萩原も、ハネ満ツモで逆転トップだ。

先制は親の朝倉。ドラ1リャンメン待ちリーチは打点も待ちもまずまず、ツモって裏1ならトップ目に浮上する。

トップ目で逃げ切りたい瑠美も形が整っていたが、【7ピン】でまわった後にダブドラの【赤5ソウ】を引かされて急ブレーキの【6ピン】切り。

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