ハンサムの運命を握るのは
チートイツ!
本田朋広、千両役者への挑戦
【決勝卓】担当記者:徳岡明信 2023年7月23日(日)
さぁ、誰が一番強いハンサムか決めようか。
容姿端麗かつ強豪揃いの予選を勝ち抜いてきたこの4名。
この戦いが終わる頃に
そのハンサムな顔に浮かぶのは
とびっきりの笑顔か、
それとも
悔しさに満ちた苦痛の表情か。
たった1枚しかないファイナルへの切符を巡り
ハンサム達が熱を帯びてぶつかり合う。
麻雀最強戦2023
最強ハンサム決戦 決勝卓
東家:鈴木優(最高位戦日本プロ麻雀協会)
南家:古橋崇志(日本プロ麻雀連盟)
西家:本田朋広(日本プロ麻雀連盟)
北家:尻無濱航(日本プロ麻雀協会)
接戦を抜け出せ 優のハンサムな選択
全員が20,000点台から抜け出せない状況のまま、勝負は南場へと突入した。
ここで一撃を決めて抜け出したい優の親番だ。
南1局
ここからカンの受けを外す打とする。
ハンサムは焦らない。
ソーズで1メンツを作成する構想でピンズをほぐしていく。
イーシャンテンの時点で切りとして当初の構想通りにソーズのくっつきのみに絞った。
お見事、すぐにを引き入れて打点こそ安いものの、手応え充分なピンフリーチに辿り着く。
他3者もこのリーチに向かえる事が出来ずに優の1人旅となったがここは流局。
続く南1局1本場。
優の第1打のから仕掛けていくのは尻無濱だ。
くっきりとマンズのホンイツが見える好配牌。
積極的に先手を取っていくのが尻無濱のスタイルだ。
をポン出来てイーシャンテンとなる。
程なくして待ちのテンパイ。
3900点のテンパイとはなってしまったが
供託1本の1本場で点差はほとんど無いこの状況だ。
少しでも全員に食らいついていたい。
離されるとあっという間に置いて行かれてしまう。
尻無濱の仕掛けを受けて親の優は珍しく悩んでいる。
メンツ手を見ると先に処理したいではあるが、尻無濱は既にが余っている。
ハンサムが首を傾げて必死に最適解を考える。
自身のアガリルート、尻無濱のテンパイ確率、
全てを合算して優の出した結論は、
優が出した答えは打
メンツ手の含みは残しつつ、チートイツも視野に入れた選択。
攻めと守りの絶妙なバランスが取れた一打だ。