「new本田朋広」爆誕、アップデートされた俺は一味違うぜ！【Mリーグ2023-24観戦記 9/22】担当記者 #徳岡明信

他三者がドラのを早々に切っている場で、の受け入れを犠牲にして危険牌のを先処理した。

次巡、手から完全安全牌のが出てくる。
手出しツモ切りをしっかり把握していれば分かる前巡に勝又がツモってきた牌だ。

この勝又の進行を見ていた本田。
くっつきのイーシャンテンからを払う。
のような「４連形」という形はくっつきにおいて非常に優秀な形だ。
ましてや本田の手はマンズのイッツーの見える形で、自己都合ならかを切りたいところではあるが。

やはり勝又の手出しの前のが関連牌に見えるのだ。
よくあるパターンとしては
やからの先切りのパターンで
があるこのルールではでダマテンに当たるとなると、
跨ぎに放銃するケースが非常に高くなる。

(あっぶねーーーーー)

と、言わんばかりのこの表情。

昨シーズンの本田だと真っすぐにピンズに手をかけそうな印象であったが
「new本田」の片鱗がここで顔を出したように思えた。
ピントの合っている素晴らしい親へのダマテンケア。
現にこの12000点に飛び込むとラスを押し付けられる展開も充分にあった為、非常に耐えた一局であった。

この後は本田らしいストレートな攻めを披露してくれる。

東4局の本田の親番。
一旦ダマテンにしたくなりそうなこの手もリーチで攻め立てて

ホンイツテンパイの大介から捕らえて3900点のアガリ。

次局には更に5800は6100点を加点して2着争いをリードしていく。
南場に突入した後も本田の効果的なアガリが目立った。

南1局4本場、大介の親をサクッと安全に終わらせたい勝又が役無しのシャンポン待ちを拒否して打とする。
引きのピンフかマンズのイッツーしかいらないと強い意志の感じるテンパイ外しだ。

勝又のテンパイ外しと同時にテンパイした本田。
こちらは文句なしの待ちのピンフ赤1の手。

次巡、引きで役有りを組めた勝又。
本田の河が強く、残りの無筋の本数も無数にある為ここは勝負となったがこれがジャストミートしてしまう…

8000は9200点の大きな大きな直撃！
まだまだ点差はあるといえ、親番も残っている本田にはこれでトップの可能性も出てきた。

南2局

ここまでアガリには結びついているが、中々展開を捕らえられずにいた瑞原。

自風のをポンして、ツモでペンチャンターツ払いに出る。
重なりのトイトイかの横伸びでの好形作りか
焦る事無くこの局面でも瑞原らしく伸び伸びと打てている。

もポン出来てにがくっていてこれで3900点のテンパイ。
ここからのトイトイ変化やリャンメン変化に期待する。

細かな放銃が積み重なってしまい現在ラス目の大介。
ペンを引き入れての内からを暗カンだ。

今日も出るか！？　槓ドラ全ノリ完全メ…

と、まぁさすがに
完全カレーメシのような美味しい話は出る事は無く

だったら裏ドラ開示で全ノリだ！
リンシャンから持ってきたを勢いよく横に曲げる。