何を切る?
A.打プッシュ B.打オリ
白鳥は、
A.打プッシュだ!
上家のたろうは切りリーチ。を早く切っているので、筋のがカンチャンやシャンポンで当たることは稀だろう。
下家の東城はを切っているので、こちらもはリャンメンでは当たらない。
自身のトップのために、リャンメンテンパイでアガリを見た一打だ。
ちなみにNAGA解析は、
このようになっている。
「ロン」
勘のいい方は画像でが当たることに気づいたかもしれないが、
これが東城のリーチダブ赤にクリティカルヒット。
白鳥は12600の放銃となり、トップ争いから大きく後退することとなった。
【考察】
これは仕方がないだろう。
繰り返しにはなるが、ここでタンヤオのリャンメン待ちをアガれば、東城とたろうのリーチも潰せて、2強状態のまま東4局に進める。
を切ると答えた方も多いのではないだろうか。
第4問
攻めの手を緩めない東城。
東3局3本場でも、親リーチの矢を放つ。
タンヤオのテンパイを入れていた白鳥は、
を持ってきて、
長考に沈む。
どうする…?
(白鳥 チー→打)
A.プッシュ B.打オリ
白鳥は、
B.打オリを選択した。
もう一度、盤面を見てみよう。
ポイントは、対面の本田も無筋を連打していることだ。ダマテンが入っている可能性もあると同時に、横移動するケースも考えられる。
そして、下家の東城は親リーチ。そして、自分の手は1000点。アガってもトップに迫れないばかりか、ここで放銃すると逆連対となるおそれが出てくる。
さらに、ソウズの下(123あたり)は、対面の本田も上家のたろうも、切り出しからあまり持っていなさそうだ。相対的に、下家の東城がそのあたりを所持している可能性は上がってくる。
諸々考慮した上で、白鳥はオリを選択したのであった。
NAGAの解析は、
このようになっている。
【考察】
これはを切った方がいいと感じる。
親リーチの残り筋は、
の7本。ただし、が早く切れているのでは薄めで、6本+αとして計算しておよそ16%。
ただ、もリーチ前に切れているので、の放銃率は通常無筋1本分よりも相当下がっており、は10%程度しか当たらないと考える。
さらにこれは読みになるのだが、最終手出しのも関連牌濃厚であることから、をツモ切っている状態で
待ちが残っていることが考えづらいように思う。
XX
XX
と持っていたとすれば、を持ってきた時点で薄い
を固定せずに、ピンズのリャンメンを固定する可能性が高いからだ。