仲林圭と松ヶ瀬隆弥
その差、わずか1.6ポイント
勝負を決めた
ラス前のテンパイ料
文・江崎しんのすけ【月曜担当ライター】2024年3月25日
第2試合
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東家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
南家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
西家:岡田紗佳(セガサミーフェニックス)
北家:仲林圭(U-NEXT Pirates)
レギュラーシーズンも、残すところあと3日となった。
セミファイナル進出、MVP争い__
様々な思惑が交差した第2試合、全員2万点台という接戦でオーラスを迎えた。
この試合を制したのは追いかけリーチから一発ツモを炸裂させたたろう。
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微差だったトップを守り切り、個人8勝目を獲得した。
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昨年からの不調が続き、リーグ序盤はポイントをマイナスしていたたろうだが、先日の最高スコア更新からポイントを一気に増やし、今回のトップで200ptオーバーとなった。
ドリブンズ2度目の優勝に向け、頼りになる男が復活したと言っていいだろう。
オーラスは接戦で迎えたものの、点数の移動が少なかったわけではなく、総局数15局・アガリ回数11回と非常に内容の濃いゲームとなった。
印象的だったのは南1局
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岡田にタンヤオ平和三色赤2ドラのイーシャンテンが入る。
ここまで手は入るがあと1牌が遠く、9,800点のラスになっている。ぜひともアガりたい手だ。
次巡、対々和の仕掛けをしている上家のたろうが絶好の6pをツモ切る。
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残り5巡で、チーして満貫のテンパイとなれば当然鳴くわけだが、岡田はタンヤオが確定する678ではなく、3色が確定する456でチー。
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手拍子でうっかりタンヤオ確定にしてしまいそうだが、良く見ればどっちで鳴いても役は確定するし、どれでアガっても打点は満貫で変わらない。
であれば役が読まれにくく、出アガリが期待できる待ちにするのが冷静な一打だ。
この掴めば放銃するであろうを、親番の松ヶ瀬がすぐに引く。
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三色・赤2ドラ1の8,000点。
この試合でトップをとればMVPが見えてくる岡田にとって、着順アップに繋がる大きなアガりとなる。
逆に、セミファイナル進出争いを考えれば何としてもプラスポイントを持ち帰りたい松ヶ瀬にとっては痛恨の放銃となった。
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この後、岡田が更に加点し松ヶ瀬はラスに落ちる。
非常に厳しい状況に置かれた松ヶ瀬の反撃は、南3局2本場だった。
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7巡目、トップ目の仲林からリーチが入る。
と
のシャンポン待ち。マンズの手替わりも期待できそうだが、
の場況が良いと読み即リーチに踏み切る。
このシャンポン待ちが何と山に4枚生きていた。
先制リーチを受けた松ヶ瀬だが、イーシャンテンから・
とアガリを目指し無筋を切り飛ばす。
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そこに親番の岡田からリーチが飛んでくる。
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リーチ平和の待ち。
MVPがかかっている岡田にとって、この親番は一歩も引けない。
次巡、仲林が切ったに松ヶ瀬の手が止まる。
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捨て牌がこちら。
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