先ほどのアガリで勢いに乗り高目の
をツモ。
リーチツモタンヤオ赤の4000オールを決め、親番でのアガリから続く流れを生かす。今季まだトップのない岡田にとって、このツモアガリは勢いを本格的につかむ大きな一手だった。
待望のアガリを手にした岡田の表情からは、明らかに空気が変わったのが伝わってくる。
南1局1本場
東城が![]()
待ちで先制リーチを放つ。
仕掛けを入れていた岡田は、東城の切ったドラの
を仕掛け、![]()
待ちで追いつく。
ドラ3赤の満貫テンパイとなり、場の緊張感は一気に高まった。結果は岡田が
をツモリ、4000は4100オールのアガリに。
南1局2本場
再び仕掛けを入れていた岡田が
とドラの
のシャンポン待ちでテンパイ。
ここに勝又がペン
待ちで追いく。さらに醍醐も
を仕掛け、![]()
![]()
待ちでテンパイする激しい三つ巴の展開となる。
持ち点は66100点となり、残り局数はまだあるものの、岡田のトップが見えてきた。観ているファンも自然と息を飲む、圧巻の連続アガリだった。
南4局
勝又が2フーロを入れ、テンパイを狙いに行くが、最終的にテンパイを取ることはできずに、全員ノーテンのままオーラスが終了。

この瞬間、岡田紗佳のトップが確定した。
今季まだトップのなかった岡田にとって、ついに掴んだ初トップ。親番での勝負も見事に活かし、南1局から続いた連続のアガリで着実にリードを広げた。
サクラナイツとしても、10月31日以来のトップとなり、チームの上昇のきっかけにしたいところだ。
試合後のインタビューで岡田は、初トップの喜びを「嬉しいですと言えないくらい嬉しいです」と、満面の笑みで語った。前回の登板ではトップを取りたいという強い気持ちで挑んだが、今回は「ラスさえ引かなければいいかな」という気軽な気持ちで臨んでいたと明かす。個人としての11戦ぶりのトップに加え、チームとしても苦しい3着が続く展開の中でのトップは、大きな価値を持つ結果となった。
この日の勝利は、チームに明るい風を吹き込む価値ある一戦となった。 “岡田の存在感”を改めて示すとともに、今後の戦いに向けた大きな弾みとなるだろう。

2025年3月に大学を卒業後、麻雀店に勤務しながら麻雀YouTuberとして活動中。フリー雀荘での実戦動画を中心に配信し、noteではコラムや動画の裏側を発信。麻雀をもっと身近に、もっと楽しく届けることを目指している。
















