逆境の雷電。黒沢咲のスキル「対ピンチ◎」が卓上を支配。【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 2/6 第1試合(麻雀チャンネル)】担当記者 虫かご

逆境の雷電。黒沢咲のスキル
「対ピンチ◎」が卓上を支配。

文・虫かご【金曜担当ライター】2026年2月6日

負けられないときの、黒沢

2月6日(金)、麻雀チャンネル第一試合にはこちらの4選手が顔をそろえた。

第1試合

東家:東城りおBEAST X
南家:HIRO柴田EARTH JETS
西家:醍醐大セガサミーフェニックス
北家:黒沢咲TEAM RAIDEN / 雷電)

 

 

前日の対局を経て、チームランキングは大きく動いた。

注目は、熾烈さを増すボーダー争いだ。

5日の雷電は、萩原、本田が連続ラス。1月末には170を超えていたポイントがついに原点を割り込み、下位チームから狙われる6位へと転落した。

残り28試合とはいえ、7位ドリブンズとの差は35ポイント。一試合で簡単に入れ替わる、緊張感に満ちた状況だ。

どことなく嫌な雰囲気が漂う中、雷電が先発を託したのは黒沢咲だった。思えば、チームが追い込まれた場面では、必ずと言って良いほど彼女が起用され、そして結果を残してきた。

【3/11 第2試合】赤坂ドリブンズvsEX風林火山vsKONAMI 麻雀格闘倶楽部vsTEAM RAIDEN / 雷電
2020-21シーズン、セミファイナル進出をかけた極限のオーラスで魅せたフリテン【7ピン】ツモは、いまも語り継がれる名場面の一つだろう。

【5/1 第1試合】赤坂ドリブンズvsセガサミーフェニックスvsTEAM RAIDEN / 雷電vsU-NEXT Pirates
昨シーズンのセミファイナルでも、ファイナル進出をたぐり寄せる【4マン】ツモでチームを救った。

雷電が生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされたとき、監督、瀬戸熊、萩原、本田は、いつだって黒沢を信頼し、背中を押してきた。

この日はプレミアムナイト。ユニバースから送られる声援をいつも以上に感じ、黒沢は卓へとむかう。

どこを切り取っても黒沢

この日、黒沢はとにかく対局に参加し続けた。特に東場では、どの場面を切り取っても黒沢がいた。

東1局では、リーチ後に【4ピン】をしっかりとツモり、2000-4000のスタートダッシュに成功。

しかし、東2局では醍醐・柴田のリーチに押され、筋になった【3マン】で醍醐に5200を献上。

さらに東3局では、三色を確定させた柴田の【中】単騎リーチに一発で捕まり、8000を放銃した。

ツモるも黒沢、振り込むも黒沢と、彼女を中心に対局が進んでいく。

迎えた親番。積極的に参加し続けてきた黒沢の火が噴く。

まずは0本場。醍醐が仕掛けを入れ、【發】ホンイツ、高めチャンタのテンパイを入れる中、

黒沢は【白】の対子落としで平和の形を作り上げ、【1ピン】【4ピン】【7ピン】でリーチを敢行する。

これに一発で【7ピン】を持ってきた醍醐。解説の石橋プロも「どうせこの後も押すことになる手なので、【7ピン】切りになりそう」と漏らすが、

醍醐は、少考の末にこの当たり牌を止めて見せた。

そんな醍醐のスーパープレーをよそに、黒沢は【1ピン】をツモ。2600オールで微差ながらトップ目に立つ。

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