極限まで圧縮された時間。たった二局のハネマンに詰まったチームの万感【Mリーグ2025-26 セミファイナル 観戦記 4/27 第2試合 竹内元太 vs 園田賢 vs 瀬戸熊直樹 vs 鈴木大介】担当記者 渡邉浩史郎

極限まで圧縮された時間。
たった二局のハネマンに
詰まったチームの万感

文・渡邉浩史郎【月曜担当ライター】2026年4月27日

第2試合

東家:竹内元太セガサミーフェニックス
南家:園田賢赤坂ドリブンズ
西家:瀬戸熊直樹TEAM RAIDEN / 雷電)
北家:鈴木大介BEAST X

本日二戦目。

戦いは終盤を迎えていた。

瀬戸熊がこの南3局の親番で刻んで刻んで積み上げた加点。5本場を積んで16400しか増えていない。1本場換算で3000点前後と考えればその刻み具合が伝わるだろうか。

その刻みもついに終焉か。この親番では配牌ドラ1のイーシャンテンを引き入れる。

ボーダー争いをしているフェニックスはここでトップで突き放したい。マンズの混一色に一気に寄せると……

こちらはボーダー下のドリブンズ。直退相手のフェニックスとの対決ということもあり、ここもトップが喉から手が出るほど欲しい。ピンズの混一色に舵を切っていく。

ビーストとて初のファイナル、初の優勝に向けて、こんなところで手を緩めていられない。前巡【1ピン】の対子落としでタンヤオのメンツ手に向かったところ。この【7ピン】引きは採用して打【7マン】

元太に【7マン】をチーされ、【7ソウ】【3ピン】とツモ切られる。代わりに持ってきたのは【赤5マン】で、これでチートイツとの両天秤に。


その裏では園田もこの一向聴。


瀬戸熊もここまで親番をつないできたタンヤオまで手がまとまり、事態は一触即発の雰囲気に。

最初に聴牌したのは大介。七対子だが、ここは【4ソウ】単騎の黙聴とする。

しかし次巡、思い直したようにツモ切りリーチ!
元太はマンズの混一色。園田はピンズの混一色。いずれもソウズは持っていなさそう。
瀬戸熊は不明だが、早い段階での【1ソウ】切り後に離れて【1ソウ】手出し。【2ソウ】【3ソウ】【5ソウ】がかなり見えていることから、複数枚よりも1枚持っているケースのほうが多いとこの一巡で判断したか。

大介の読み通り【4ソウ】は山に二枚。そして……

一発ツモ!!
ここにきてボーダー争いを尻目にビーストが一気にトップまで駆け上がった!!

さて、オーラスが始まるが、ここで現在のポイント状況と試合数を確認しておこう。

今日を終えた時点でここにいるチームたちは残り二試合となる。
雷電はトップはもちろん、現状のポイントで終わればボーダーチームとの着差をつけてかなり有利に立ち回れる。
反対に苦しいのはドリブンズ。トップには倍満ツモが必要という中、ひとまず何があってもフェニックスは抜かしておきたい。

ラス親の大介がさっそく【白】を仕掛ける。
リーチと言ってしまうと伏せる選択肢がなくなってしまう中、この【白】ポンは着落ちを避けたい瀬戸熊の動きも抑制でき、伏せる権利も和了る権利も維持できる最高のキー牌だ。

元太は満ツモでトップ。ドリブンズと離れるだけでなく、ボーダー争いに雷電を巻き込むこともできるため、ここは全力だ。

園田も苦しいが、メンタンピンにはまとまりそうな手牌。七対子という魔法の倍満もほの見える。

大介がさっそくテンパイ。この2900はいろいろな相手の心を砕きかねない。

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