日本で一番麻雀が強いものを決める戦い、麻雀最強戦のファイナル。1月から行われた各代表決定戦を勝ち上がったものとプロ団体のタイトルホルダー16名が集結。12月10日(日)正午よりAbemaTV麻雀chにて生配信され、金太賢プロが今年度の最強位の栄冠に輝いた。
【出場者】
【A卓】前原雄大,馬場裕一,二階堂亜樹,本郷奏多
【B卓】金太賢,石橋伸洋,浅井裕介,加賀まりこ
【C卓】村上淳,猿川真寿,平賀聡彦,水口美香
【D卓】近藤千雄,多井隆晴,藤崎智,影山恒太
A卓から順に半荘1回勝負を行い、各卓のトップが決勝卓に進む。決勝も半荘一回勝負を行い、その優勝者が麻雀最強位2017に決定する。
A卓からは馬場裕一、B卓からは金太賢が勝ち上がり。
▲A卓勝ち上がり、馬場裕一プロ
▲B卓勝ち上がり、金太賢プロ
C卓は、D卓からは猿川真寿・が勝ち上がり、ファイナルの決勝メンバーが出揃った。
▲C卓勝ち上がり、猿川真寿プロ
▲D卓勝ち上がりの多井隆晴プロ
決勝戦は、金・猿川・馬場・多井の並びでスタート。
東1局、いきなり多井に高目大三元の大物手が入る! しょっぱなから大きく盛り上がるも、親の金が馬場からピンフのみをアガってクレバーにさばく。
続く1本場、今度は猿川がダブルリーチの3面待ちという絶好のリーチ。これに馬場がおいかけるも、手が詰まった金が猿川に2600点の放銃という結果に。
4者とも過酷な予選を勝ち上がってきただけに、いずれも劣らぬ実力者たち。結果均衡した状態を保ったまま南場に突入する。
南1局、南2局の親番でそれぞれ金と猿川が点棒を積み上げて、トップ金・2着猿川・多井・馬場の並びで迎えた南3局。
ドラの南をアンコにした猿川がマンガンのテンパイ。対する親の馬場はツモのみのアガリ手からを切ってのピンフ・フリテンリーチを敢行! なら三色で親マンガンというギャンブルに出る。
結果は一発ツモの2600オール! 3着の多井と同点となってさらに連荘。
しかし猿川が馬場の進撃を食い止める。2つフーロしての789の三色を多井から撃ち取ってトップに立つ。
金:33,200
猿川:35,200
馬場:17,900
多井:13,700
上記の点棒状況で迎えたオーラス。
親の多井がのシャンポン待ちでリーチ。
このリーチに、バイマンツモが優勝条件の馬場が追いかけリーチをかける。
ラス目の多井のリーチならば、連荘目的の安い手の可能性もある。しかし、子の馬場がリーチをかけてくるからには必ず条件は満たしてくる。実際には馬場のリーチは次の形だった。
ドラリーチ・ツモ・メンホン・一気通貫・。キッチリバイマンの逆転手を仕上げてきたのだ。
多井と馬場の対決は、鳴いてタンヤオのテンパイを入れた猿川の多井への放銃で決着がついた。
多井に2000点放銃したことによって、金と猿川がピッタリ同点となり、1本場は2人の熾烈なアガリ競争となった。
猿川が配牌でアンコが入り、がぜん有利かと思われたが、先にテンパイを入れたのは金。
ピンフの待ちテンパイ。
この手に猿川が飛び込み、金の逆転優勝で本年度の麻雀最強戦は幕を閉じた。
優勝した金には、株式会社竹書房の後藤明信社長から賞状と、大会委員長の金本晃から賞金の300万円が贈られた。
麻雀最強戦2017ファイナルはAbemaTV麻雀chにて視聴可能です(視聴制限アリ)。
AbemaTV麻雀ch ⇒ https://abema.tv/channels/mahjong/slots/9N2CV6yhqbyfHh
(※文中敬称略)
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