セガサミーフェニックス
茅森早香
飄々と役牌を見送る表情の
奥に秘められた想い
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2020年10月8日
2020年、6月23日。
手を伸ばせば届きそうだった優勝シャーレを横目で見送ったあの日から、はや四か月。
セガサミーフェニックスの2020Mリーグが始まった。
10月6日(火)第1戦。初陣を切ったのは近藤誠一。
厳しい展開が続くなか、
オーラスに起死回生のリーチ一発赤、8000点のアガリでラス回避を決める。
今年も『守護神健在』をアピールする格好となった。
10月6日(火)2戦目には、
和久津晶が登場。
いきなりタンヤオ赤3ドラドラという派手な3000-6000を炸裂させる。その後和久津は、鈴木たろうのアガリラッシュに耐えながら2着をキープした。
そして、本日10月8日(木)1戦目を託されたのは、
「天才すぎるオンナ雀士」茅森早香。
1戦目
東家 茅森早香(セガサミーフェニックス)
西家 前原雄大(KONAMI麻雀格闘俱楽部)
東1局は、
滝沢の赤ドラドラ、2000-4000のツモアガリ。
続く東2局、
9巡目、茅森は、
を引き入れてイーシャンテンに。茅森が選んだのは、
だった。こうしておくと、のポンにも対応できるうえ、
このようにドラ引きでリーチが打てる!しかも待ちのは、前巡に並べたのスジ。
門前でリーチを打つときの待ちの質と、仕掛けの可能性を両方追った、納得の一打だ。
茅森の武器は、構想力を活かした門前手組によるリーチだ。周りに圧力を与えつつ高打点を狙う。
茅森のリーチによって、
比較的良い手であった園田の手は、
わずかな面影を残し、崩れてしまった。
また、
切ればテンパイだった、滝沢のドラは「リーチ」の声によって手に押しとどめられることになる。
他家をまわらせつつ、茅森がたどり着いた先は、
「ツモ」
最終手番でのツモアガリだった!リーチツモドラ、1000-2000を加点してトップにいる滝沢を追う。
東3局
ここは園田が今シーズン初の魔法を唱える。