冷静な言動の中に
時折見せる熱い打牌
勝又健志の放銃で垣間見えた
勝負師たちのバラード
文・masasio【金曜担当ライター】2020年11月20日
皆さんはもうご覧いただけただろうか?
本日11月20日発売となったMリーグ2020公式ガイドブックだ。
筆者も早速購入して読んでみたが、まず全ページカラーで選手の写真が多く、ファンには嬉しい仕様だ。
選手紹介のページも、2018、2019シーズンの成績が反映されており、「公式」ならではの内容となっている。
また、過去の名場面などもふんだんに取り上げられており、「あんなこともあったな」と振り返るには最適な一冊といえるのではないだろうか。
税込み2750円と若干値が張るが、興味のある方は是非買ってみてはいかがでしょうか。
さて、11月20日金曜日
1回戦の組み合わせはこちら。
1回戦
東家 佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家 沢崎誠(KADOKAWAサクラナイツ)
北家 小林剛(U-NEXTパイレーツ)
個人成績上位の寿人、小林、勝又に対するは現在マイナス59.4ポイントで個人19位の沢崎という組み合わせになった。
沢崎の所属するサクラナイツは現在マイナス191.7ポイントの6位とこちらも苦しい位置。
好調な3人をたたいて浮上のきっかけにしたいところだ。
東1局
小林がドラの待ちで先制リーチを掛けるが、親の寿人がダマテンで沢崎から7700の出アガリ。
放銃した沢崎も、ドラドラチートイツのイーシャンテンでが小林の現物とあっては致し方なしか。
東1局1本場
をツモってイーシャンテンとなった寿人。
を切って内に寄せていく。
すると次巡裏目のツモ。
失敗したとばかりにツモ切ってしまいそうになるが、寿人は冷静に切り。
親ということを活かして受け入れを最大限に増やしていく。
もちろんノータイムだ。
そしてテンパイすると、フリテンながら当然のリーチ!!
他家をおろしている間に悠々とをツモ。
誰が打ってもこうなるかもしれないが、何となく「寿人らしいな」と思ってしまうのはなぜだろうか。
ノータイムの連続でフリテンリーチのツモアガリ。
今日の寿人も調子が良さそうだ。
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ちなみに、公式ガイドブックによると、寿人の好きな音楽は「オアシス」だそうだ。
なるほど、どこか破天荒なところがイメージ通りかもしれない。
細身の風貌も面影が・・・というのは少し無理があるか。
東3局
大きく点棒が動いて迎えた東3局。
ここまで出番のなかった勝又が4巡目にリーチだ。