KONAMI麻雀格闘倶楽部
高宮まり
聖夜によみがえった
真紅の闘争心
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2020年12月24日
「持ち前の攻撃力が、少々鳴りを潜めているここ数戦」
高宮を紹介する、実況のアナウンスが聞こえてくる。
押すべき牌が押せない。
思い切りの良さが感じられず、迷ってしまう。
最近、そんな試合が続いていたように感じる。
だが、
この日の高宮まりは、違った。
第一試合
西家 高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
北家 石橋伸洋(U-NEXT Pirates)
実況 小林未沙 解説 渋川難波
東2局1本場では、
中盤に持ってきたドラのを、
続く東2局2本場は、
ここから打。3巡目にしてチートイツに一直線。
メンツはおろか、リャンメンもない手。好判断だ。
どちらの手もアガリには結びつかなかったが、今日の高宮は思い切りがいいと感じた。
ここまでは村上が順調にアガリを重ねて、抜け出す展開となっている。
「リーチ」
先制したのは石橋だ。のノベタン待ちでリーチ。
対する高宮は11巡目、
このような手になっていた。
次に持ってきた、
も押す!
しかし、
ここで、高宮の欲しいが石橋の河に3枚並ぶ。
そして、このタイミングで高宮は撤退。
“勝負出来るなら、全てを粉々に破壊するかのごとく押す”
“ダメなら、きれいさっぱりあきらめる”
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