逃げる瀬戸熊直樹、追いすがる沢崎誠、強者が狂宴するオーラスの攻防【Mリーグ2020観戦記1/11】担当記者:山﨑和也

逃げる瀬戸熊直樹、

追いすがる沢崎誠、

強者が狂宴する

オーラスの攻防

文・山﨑和也【月曜担当ライター】2021年1月11日

1月7日に1都3県で緊急事態宣言が行われた。2月7日までの期間で実施されるとのことで、Mリーグがどうなるのか不安に感じた方も多かったと思う。幸い選手関係者から新型コロナウィルス感染者が出ていないので、このまま無事に継続されることを願うばかりである。

1月11日、1が3つ並んだこの日2試合目の顔触れはこちら。泣く子も黙る強者4人が揃った。

2回戦

東家 勝又健志EX風林火山

南家 多井隆晴渋谷ABEMAS

西家 瀬戸熊直樹TEAM雷電

北家 沢崎誠KADOKAWAサクラナイツ

今回はいきなり南3局から取り上げる。実はオーラスから書き始め、それだけでかなりの文量を要した。前半も面白い局が多かったので紹介したかったのだが、例によって長い記事になったので泣く泣く割愛させていただく。

親は瀬戸熊。ここまでかなり手が入っていたのだが、報われることは少なく、苦しんでいる感があった。現在3着目。トップまではあまり差がなく、配牌もまあまあいい。

沢崎はタンヤオドラ赤の手が見える手。まだ面子が出来上がっていないが、こちらは仕掛けが利くので悪くなさそうだ。

4人ともなかなか有効牌を引けず鈍行の進行の中、瀬戸熊がを暗刻にしてイーシャンテンに。

沢崎もを鳴いてアガりに向かった。ツモが利かなければ鳴くしかない。上図から打

微差でトップに立つ多井はチートイツのイーシャンテン。こちらは沢崎と違って仕掛けができないのでツモに懸けるしかないのがつらいところ。

勝又もチートイツのイーシャンテンでこちらはドラを2枚抱えていた。多井に続いて5つ目の対子ができ、沢崎のポンを皮切りに全員の滞っていたツモの流れがよくなっていく。

瀬戸熊にテンパイが入った。待ちはカンタンヤオイーペーコードラとすでに打点十分なのとカンチャン待ちなのでダマにしてしまいそうだが

親の威厳を見せるかのごとくリーチを放った。瀬戸熊らしい積極的な判断といえる。中途半端なイーシャンテンにいる者達を下ろす効果がありそうだ。

沢崎がまさにそうだった。安全牌はがあるが、それを切ると形が崩れてしまう。

河にが3枚見えているワンチャンスを利用してを切った。

瀬戸熊に動きがあった。をカン。本局はすでに2回のカンがあり、いずれもアガっていたジンクスがある。ちなみには多井のところに2枚あって、その多井はオリていたのであと1枚しかない。

新ドラオープン、ありゃ。

唯一のアガリ牌は嶺上に隠れていた。またしてもというムードが漂う。繰り返しになるが、瀬戸熊はここまで勝負手がなかなか実っていなかった。

沢崎は最終盤でテンパイが入ったのだが、生牌だったので切れず、瀬戸熊のひとりテンパイで流局となった。

南3局1本場

瀬戸熊はまたしても勝負手。今度こそ決めたいところ。

を落として相当オリることのない手格好に。

持ち点の少ない勝又はまたしても打点を作りにいかなくてはならない状況になっている。今回はチートイツのほかに混老頭、トイトイも見える手だ。

瀬戸熊はをポン。

を引いたのが大きく、リーチをせずとも高打点が見込める形になった。

待ちは。これに対して危なかったのが

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