【大和証券Mリーグ2022-23 レギュラーシーズン】佳境を迎える終盤戦のポイントは…!?

大和証券Mリーグ2022-23
佳境を迎える
終盤戦のポイントは…!?

2月に入り、大和証券Mリーグ2022-23のレギュラーシーズンも、いよいよ終盤戦を迎える。各チーム残り28試合、セミファイナル進出を懸けた争いは、ここからますます熾烈になってくるだろう。

まず、2月に入った段階での順位はこのようになっている。

まず、現行の8チーム制になって以降の、7位チームの最終成績を見てみよう。

2019-20シーズン -276.3pt赤坂ドリブンズ
2020-21シーズン -264.3ptU-NEXT Pirates
2021-22シーズン -263.8pt赤坂ドリブンズ

この数字を見る限り、おおむね-260〜270ptあたりが最終的なボーダーになると予想される。

Mリーグは順位点が大きくポイントも動きやすいが、今シーズン1ヵ月で最も負けたチームも300pt程度と考えると、600ポイント負けても最終予想ボーダーに至らないEX風林火山は、セミファイナル行きがほぼ確定していると言っていいだろう

守備力の高い打ち手がそろっていて大崩れも考えにくく、ここからはいかにセミファイナル以降へポイントを持っていけるかに焦点を合わせて戦っていくことになりそうだ。

2位・U-NEXT Pirates、3位・KONAMI麻雀格闘倶楽部も、セミファイナル行きは濃厚と言える。

個人成績は瑞原明奈が2位、伊達朱里紗が4位、高宮まりが5位と、いずれも女性陣がポイントゲッターとなっているところが特徴だ。一方で男性陣はいずれも百戦練磨の打ち手ばかりであり、男性陣がポイントをまとめつつ、女性陣がいかにスコアを上積みしていけるかに注目していきたい。

100ポイント台にいるのが4位・渋谷ABEMASと5位、TEAM雷電

渋谷ABEMASは昨年末からの失速でポイントを大きく減らしてしまっているが、まだ優位なポジションにいることは変わりない。

また、チームの大黒柱・多井隆晴はレギュラーシーズン終盤になると成績を上げてくる。相手の苦しい動向を読み切った「条件戦の鬼」の一打に期待したい。

また、TEAM雷電は、悲願のファイナル進出に向けてここで負ける訳にはいかない。今シーズン個人成績首位をひた走る本田朋広が好調を維持、チームもマイナスを記録した後にデイリーダブルで巻き返すなど、しっかりとポイントをキープしている。

今シーズン苦しんでいた萩原聖人瀬戸熊直樹も結果が出てきており、チームのムードも悪くはない。両チーム共にラスは回避しつつ、まずは試合数の4分の1である7勝を今後の目標としつつ、可能であればさらに勝利を積み重ねていきたい。

現状、下位2チームのターゲットとなるのが昨シーズンの覇者、KADOKAWAサクラナイツ

優勝の立役者となった堀慎吾が今シーズン序盤に苦戦をするも、ここにきてさすがの強さを見せ、ポイントはプラスに転じている。

一方で、マイナス2桁となっている内川幸太郎岡田紗佳渋川難波の3人が、ここからどう巻き返していくか。そして、下位チームに順位で上回られることは避けたいため、場合によっては下位陣の順位点を削るような選択も見られるようになるかもしれない。

セミファイナル進出だけを考えれば現状維持で問題はなさそうだが、上位進出を踏まえるなら、やはり8トップから10トップは欲しい

7位、セガサミーフェニックスは、想定ボーダーまではおよそ200ポイント、実際のターゲットであるKADOKAWAサクラナイツまでは300ポイント強の差となっている。

300ポイント差を考えるならある程度トップを取っていく必要があり、2位と3位を同数と考えると、フェニックスはおよそ10トップ4ラスくらいの成績を残す必要がありそうだ

その上で、素点もしっかりと稼いでいく必要がある。

さらに厳しい立場に置かれているのが赤坂ドリブンズ

KADOKAWAサクラナイツとのポイント差はピッタリ500ポイント、これは順位点でトップ10回分に相当する。ただ、どうしてもラスを引くことを考えると、トップ12回、ラス3回くらいの非常にハイアベレージな成績が求められることになりそうだ。

しかも、中位から下位のチームからは、レギュラー敗退を押しつけようと不利な選択をされることも考えられる中で、である。今シーズンはファイナルに行けなければメンバーの入れ替えをしなければならない。

チーム結成史上最大の危機を、初代王者はどう乗り切ろうとしていくのか。

下位チームを取り巻く状況は非常に厳しいが、果たしてミラクルを起こせるのか。まずは2月上旬の戦いにご注目いただきたい。

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