今日の勝は手の動きも活発で見ていて飽きない。どこかの烏天狗の気持ちが少しわかったような気がした。
を出したくなるように念を送っているらしいが効果のほどは……
出アガリではなかったものの、見事このをツモ。
4000オールの加点は大きい。個人２連勝に向け、これでトップ目に立つ。
東２局１本場
今年の神域リーグ初戦となるたろうが、この９ｐからポン。
公式放送の仲林プロが「たろうさんらしい」と言ったように、私も同じ感想を抱いた。
基本は
バック、
が重なればトイトイまで。
どうせ鳴かずにアガるのは厳しいなら、仕掛けて前に出るのがたろうのスタイル。
もポン。「本当は切りたい」と口にしながらも、ここは流石に打
。
トイトイだけに絞り、役牌を重ねれば8000点だからを切りたいということだろう。
実に欲張りゼウスらしい。
視点配信開始時に自分の位置を調整して「あまみゃの隣にしよ」と言っていただらしない表情は今は見る影もない。
先制テンパイは風見。
待ちはカン
と悪く、打点も今の所リーチのみだが、「渋がリーチして良いって言ったもん！」
と口にすると迷いなくリーチ。
確かに、変に弱気になるくらいならリーチした方が良い事の方が多い。
監督の教えが活きるか……
そして風見のリーチを受けた直後、実は因幡の手にかなりの勝負手が入っていた。
赤を全て独占した、タンヤオピンフまで見える手。
リーチの風見に通っている牌はない。
真っすぐ行くなら打
だが、リーチの一発目にど真ん中の牌を切るのは、怖い。
この時の公式放送が印象的だった。
この日の解説はＭリーグでも大人気の鈴木優プロと仲林圭プロの２人、ＵＫコンビだった。
因幡の勝負手を見て仲林が
「いったれ！ ぶちこんだれ！ 日和っちゃいかん！」
と持ち前の大きな声で発破をかける。
その声は届いてはいないだろうが、意を決して因幡が５ｍを打ち出す。
「ナイッスゥ！」
仲林プロの良さは、選手達の良いプレーを迷わず大きな声で褒め称えるところ。
聞いている方も笑顔になれる、この日はそんな実況解説席だった。
を押した因幡に、テンパイが入る。待ちの
の内、は今リーチ者の風見に通ったところだ。
ダマにしても8000あることを考えれば、十分にダマもあるが……
ここは強くリーチに。
リーチをかければ出アガリでも12000から。
この勝負手を、因幡は最高打点に仕上げることに決めた。
これを受けて困ったのはたろうだ。
ギリギリのところでオリていたが、ついに対子のに手がかかってしまう。
因幡はねるのハネマン炸裂！
をしっかりと押してリーチまで打ち切った因幡が大きなアガリを手にした。
応援配信も大盛り上がり。
松本監督も椅子を持ち上げて喜んでいる（？）
そしてここからはねるの快進撃が始まる。
続く東３局、親番をむかえた因幡。
ホンイツが色濃く見える手牌だが、因幡はこれを字牌を切って進める。
現状役牌が重なっておらず、鳴いてしまうとホンイツのみになってしまう事が多い。
であれば
を重ねたチートイツや、
にくっついてのタンヤオルートも残す進行だ。
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