運命を分けた最終日
文・喜多剛士【木曜担当ライター】2026年4月30日
ZOZOTOWN Mリーグ 2025-26 4/30(木) セミファイナルシリーズ 15日目/15日
セミファイナル最終日。残り2試合で、ファイナル進出の行方が決まる。注目は、もちろんボーダー争いだ。
赤坂ドリブンズはKONAMI麻雀格闘倶楽部と185.8pt差。 2トップを取り、KONAMI麻雀格闘倶楽部を3・4着に沈める極めて厳しい条件での戦いとなる。
試合のないセガサミーフェニックスは87.4pt差。 KONAMI麻雀格闘倶楽部の2ラス待ちという、祈るような立場で最終日を迎える。
そして、首位のEX風林火山と2位のBEAST Xは、 ファイナルに向けて少しでも加点し、優位な位置で最終戦へ臨みたいところ。
各チームの思惑が交錯する最終日が、いま始まる。
第1試合
東家:中田花奈(BEAST X)
南家:内川幸太郎(EX風林火山)
西家:渡辺太(赤坂ドリブンズ)
北家:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
実況:日吉辰哉 解説:河野直也
東2局
中田が
をポンしてくっつきイーシャンテンからすぐにカン
が埋まり、軽快にテンパイを入れる。
一方、トップが必須の太は、
と
を暗刻にし、さらにドラの
を重ねた。
トップが命題で少しでもポイントが欲しい太は四暗刻も視野に入れて打
。
があるため仕掛けからも動け、ドラ3で満貫が確定する形でもある。
トップが命題の太にとって、この手は絶対にものにしたい勝負手だ。
その思いに応えるように、太は
を引き入れ三暗刻が確定。
打
でカン
待ちのテンパイ。
・三暗刻・ドラ2・赤2の跳満、ツモれば倍満。
さらに四暗刻への変化すら残る、夢のある勝負手となった。
しかし、その直後。中田が
をツモ、300-500。
打点こそ小さいが、太にとっては痛恨の一撃だった。
ようやく育った跳満級の勝負手が、一瞬で終わってしまったのである。
東3局
親の太はダブ
をポンし、続けて
もポンでイーシャンテンに構えたところへ、またしても中田が襲いかかる。カン
待ちで先制リーチ。
さらに内川も追いつき、![]()
でリーチ。
2軒リーチが太の親番を挟み撃ちにする形となった。
通常であれば、2軒リーチ相手にイーシャンテンから無筋2枚を押し返すことはまずない。安全そうな
あたりを切って撤退するのが自然だろう。しかし、トップが命題の条件戦となれば話は別。太としては簡単に親番を落とすわけにはいかない。確かに、どちらかに放銃しても滝沢が3着となり、後で自分が逆転すればいい。そんな考え方も条件戦では成立する。
だが、放銃してラス目に沈むリスクは大きい。そのまま終わればセミファイナル敗退が確定してしまう。太は長考の末、打
。押すしかないという苦渋の選択だった。
リャンメンリャンメンのイーシャンテンから中々テンパイしなかった太にようやくテンパイ。
は無筋だが、テンパイした以上ここは押す価値がある。
そして直後、中田が
を掴み、太への放銃。ダブ
・赤の5800。
イーシャンテンからの2軒リーチを受けて苦しい局面からの、太の見事な押し返し。条件戦でなければ生まれない、強い一打に思えた。
東3局1本場














