東城りおの眼に宿る思い〜「りおのカーニバル」開催!【Mリーグ2025-26 ファイナル 観戦記 5/8 第2試合】担当記者 千嶋辰治

・驚愕の一発ツモから「りおのカーニバル」へ

実力に加えて「不思議な何か」の加護に恵まれることができたなら…。
運の要素が大きいと言われる麻雀において、勝利への道には「幸運な偶然」を手繰り寄せることが必要。
混沌とした叩き合いとなったこのゲーム、最も麻雀の神様に愛されたのは、

間違いなく東城だっただろう。

東3局

 

12巡目、タンヤオのテンパイ。
345三色を意識した手順を踏んだ東城、このテンパイはいささか不満があっただろう。
もう少し巡目が浅ければもうワントライを辞さず…という手筋もありそうだが、ここは一旦【3ピン】単騎でヤミテンとした。

ここで東城は1巡の間、場を見渡していたという。
そして、この【3ピン】単騎が存外に良い待ちとなっていることに自信を深めたようだ。

「リーチ。」

ゆったりとした間で宣言牌の【白】をツモ切ってリーチへ。

東城の表情を見てほしい。
対局に入り込んでいる時の表情だ。
まるで虚ろに見える東城の眼。
しかし、彼女の眼差しは確かにこの一牌を捉えていた。

「ツモ。」

踏み込まなければ500-1,000で終わっていたアガリ、望外の一発ツモで満貫に仕上げた東城は卓上に舞う。

続く東4局を一人テンパイで押し切って迎えた東4局1本場

トップ目の黒沢がこの手に4枚目の【4ピン】をツモ、アンカンすると…

黒沢の真骨頂、王牌からドラをもぎ取ってテンパイ。
ヤミテンで3ハン60符のため満貫となる手だが、勢いよくリーチ!

このリーチに反応したのは伊達。

永井から合わせられた【3ソウ】をチーして一気通貫ドラ赤のテンパイ。
すると、

678三色を狙っていた東城の手にラス牌の【8マン】が降臨。
現物の【2ピン】を叩き切ってリーチに踏み込んだ。

あっという間に三人テンパイ。
まさかまさかの急展開に3チームのファンが手に汗を握った場面だったが、決着もまた電光石火だった。

東城がリーチ棒を場に置いた刹那、黒沢の右手に抱かれたのは奈落直行の片道切符!

リーチ一発タンヤオピンフ三色の18,000を東城がトップ目黒沢から直撃。
雷電ユニバースの阿鼻叫喚をよそに粛々と点棒を収めた東城はさらに手を緩めない。

東4局2本場

わずか5巡で3面張に仕上げた東城は充実の手応えでリーチを放つとこれがまたもや一発ツモ!

このゲーム3度目の一発攻勢、裏ドラを1枚乗せて4,000は4,200オールと加点に成功すると、極めつけは続く東4局3本場

意識して残していた【2ソウ】【3ソウ】をくっつけての高め123三色テンパイ。
流局を挟んでの3連続一発攻勢、手応えアリアリのリーチはもちろん…

鳳凰が一発で舞い降りる!

リーチ一発ツモ三色に裏ドラを1枚乗せて6,000は6,300オール。
持ち点を7万点に乗せた東城は南4局にも4,000オールを追加。

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