みんなのアニキ、
滝沢和典の背中は
やっぱりデカかった
【A卓】担当記者:東川亮 2026年11月8日(日)
麻雀最強戦2026「義兄弟合戦」。
「義兄弟」という、三国志くらいでしか聞くことがないような言葉を冠したこの大会は、「義兄弟」とされる2人4組のなかから勝者を決めるフォーマットに見えた。
しかし、A卓の面々の事前インタビューを聞くと、どうにも様子が違う。
本来の弟ポジと目される岡崎涼太はもちろん、
義兄弟と目される本田朋広、
木原翼の2人も、元をたどれば滝沢和典を強く慕っている。
つまりこの卓は『滝沢アニキに挑む弟分3人』という構図になったのだった。
ある意味セット卓でもおかしくない、というかこのメンバーでセットしたことあるでしょう、というメンツ。
しかしここは、1回勝負で勝敗を決する麻雀最強戦の舞台である。
東1局1本場、前局1人ノーテンだった滝沢がドラポンでテンパイを取る。片アガリの形だが、アガれれば見返りは大きく、打点が見えていることから相手はやや押しにくい。
そこに突っかかっていったのが本田。リーチタンヤオドラ1は赤のない麻雀最強戦では十分な勝負手。
さらに木原もチートイツのみの手でリーチ。見た目に良さそうな
単騎待ちは、全て山に残っていた。
最終手番、滝沢がアガれない
を引いてアガリの可能性が消えると、
直後、リーチの本田が
切り。1牌の後先。
流局ながら、滝沢アニキにかみつく姿勢を見せた本田と木原。
ただ、最初にアガリをものにしたのは岡崎だった。東1局3本場、タンヤオドラ1、500-1000は800-1300のアガリで、たまった供託4000点も回収。まずは他3者にリードをつけることに成功する。
ただ、もちろんアニキがこのまま黙っているはずはない。
東2局。
789の三色が色濃く見えるような牌姿ながら、真ん中で2メンツが完成。物理的にはそのまま三色を作る余地がなくなったところで、マンズとソーズのペンチャンターツ選択からマンズ払いを選択した。第1打
が2人いることからペン
受けのほうが良さそうに見えなくもないが、
が2人に対して安全度が高い牌ということで、ソーズを残したという。1シャンテンでペン
と心中するような無理はしない、この辺が滝沢らしいバランスということか。
ただ、すぐにテンパったら話は別。雀頭ができて、ペン
待ちで即リーチ。
本田の追っかけリーチをものともせず、ツモって裏1の2000-4000。
高打点のアガリを決めて、まずは岡崎を逆転してトップ目に立ち、ここからが滝沢劇場の開幕。
東3局は本田がドラポン、
岡崎が三色確定のリーチで攻め立てるも、
アガったのはフリテンをツモった滝沢。
迎えた東4局の親番、まずは本田からリーチタンヤオピンフ裏の12000を出アガリすると、
次局はチートイツドラドラをダマテンに構え、すぐに岡崎から出アガリ。
滝沢の持ち点は早くも6万点に迫ろうかという勢い。2位までが勝ち上がれる最強戦のシステムにおいては、セーフティーリードと言ってもいいくらいのリードである。そして、滝沢はこのリードの使い方をよく知っている。
南1局、岡崎が仕掛けてタンヤオドラドラのテンパイを入れると、
滝沢がすぐにロン牌
をツモ切って、













