松本吉弘のベストバランスは復調できたのか⁉︎ 明暗を分けた「リーチ判断」【熱論!Mリーグ】担当記者:危険な鬼太郎

熱論!Mリーグ【Thu】

松本吉弘のベストバランスは

復調できたのか⁉︎

明暗を分けた「リーチ判断」

文・危険な鬼太郎/2019年12月19日

渋谷ABEMAS多井隆晴が面白い事を言っていた。

「個人の成績なんて二の次。チームのトータルポイントが大きなプラスじゃないと、個人の成績は意味がない」

大まかだが、このような事を言っていた。確かにその通りだと私は思う。だが、打っている選手が多井のように割り切って打てるかどうかは全くの別問題だ。

今日打った松本吉弘も、

「チームの成績が大きくプラスだから焦っていない!」

とは口では言っていたものの、闘牌を見て見ると私にはそうは見えなかった。

1回戦

東家 黒沢咲TEAM雷電

南家 丸山奏子赤坂ドリブンズ

西家 内川幸太郎サクラナイツ

北家 松本吉弘渋谷ABEMAS

東1局1本場

最初から松本はエンジン全開だ。

早速、のテンパイを果たす松本だが、は場に2枚切れている。

「三色変化とイッツー変化を見ての打だろうな…」

と思っていたら、

ずいぶん思い切ったリーチへと踏み切った。このリーチはとても面白い。

場を見て見ると、みんな役牌の出が早く、端の19牌もいっぱい切れていてタンピンを目指している捨て牌をしている。

「このの出アガリは期待できる!」

と、松本が思ってもおかしくはない。場をよく見ている松本らしいリーチだと感じた。

結果は親の黒沢がリーチツモタンヤオの2000オールのツモアガリ。アガれなかったのは残念だが、放銃しなかっただけマシだ。

しかし、東3局に松本が焦れている局面が見られた。

東3局

黒沢の先制リーチ!

暗刻でドラ雀頭の勝負手だ!ダマテンでも5200の手牌だが、それは少しもったいなく感じる。ここはリーチをしてツモってさらに裏をのせて跳満にしたいところだ。

これに追いつくのが松本。

待ちでの追っかけリーチだ!私はこの判断が少しおかしく見えた。

待ちのタンヤオだろ?おっかけリーチしかない!」

という人もいるかもしれないが、は自分で1枚切っていてフリテンの牌だ。場にが2枚見えで、ドラ表示牌のが1枚見えている。3枚も場に見えている筋だ。

それでも、場況が良ければフリテンリーチでもいいが、この待ちは場を見る限り一切良くは見えない。私にはこのフリテンリーチがあまり得には見えない。

結果、を掴む松本。

何とこれがウラウラ!リーチドラ4!跳満の放銃へとつながった。

私は、松本は雀力が物凄く高いプロだと思っている。故にこのリーチが不思議だった。

松本ほどの打ち手ならば、リーチを打たずに中筋のを打ち、待ちのフリテンに受けて、4枚もちのを切らずに、安全牌ので降りる。という選択が絶対に出来たはずだ。

解説の土田は、

「(松本は)大丈夫ですよ!」

とは言っていたものの、私には大丈夫には見えなかった。

そのまま松本は、配牌にも恵まれず、オーラスの親に勝負を掛ける!

オーラス

松本が早々にテンパイ。

対面の丸山がをポンしている。この緊迫している局面だと、焦ってを切って引っ掛けの待ちのリーチをしてしまいそうだ。これだと確定18000のテンパイになる。

東3局でフリテンリーチをした男とは思えないバランスがいいヤミテンだ。焦っていると待ちでリーチに行きたくなるが、が良いと言う情報も無し。

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