抜いて抜かれてまた抜いて。
七対子で24000点稼ぎ倒して
二階堂亜樹が同日チーム
2連勝を持ち帰る!
文・危険な鬼太郎【月曜担当ライター】2022年2月7日
比較的腰が重いメンツが揃った2回戦。しいて言うのならば石橋だけがよく鳴くタイプで、そのほか3人は打点に重きを置いた重厚な麻雀を打つイメージがある。
河が3段目まで続く長く熱い戦いが観れそうなメンバーだ。
【第2試合】
東家:黒沢咲(TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:二階堂亜樹(EX風林火山)
西家:堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:石橋伸洋(U-NEXT Pirates)
東1局 親・黒沢 ドラ
堀がをチーしてホンイツに向かう。
が早くも場に3枚も切られているので、流石に鳴かずにはいられない。その後、堀はを引き、をも引いて聴牌するもののここで堀は長考。
打とすればホンイツイッツーで8000点の聴牌なので普通ならば打として聴牌を取りたい所ではあるが、堀がこれだけ悩んでいるという事は打としてのカン待ちにしたいという事か。
なまじここで打としてしまうと、この手には手替わりが皆無。なので一生この待ちで戦わなければいけなくなるが、ここで打とすればマンズの手替わりが無数にある。しかし打最大のデメリットは、イッツーが消えてしまい打点がたった3900点に下がってしまう事。
自分の目からこの巡目でが4枚見えてが初牌なのも気持ち悪い所。このは他家に固められている可能性もありうる。しかし堀はここで、
打としてイッツーを付ける方を選択。倍以上違う打点の魔力には逆らえないか。
ここで石橋が聴牌をしてリーチ宣言!
リーチドラ1のカン待ち。場に2枚切れの待ちではあるものの、全員が序盤にソウズの上を切っているので中々に場状が良く見える。
そして石橋はこのを一発ツモ!
リーチ一発ツモドラの2000-4000のツモアガリ。東1局からいきなり大物手が飛び出した。
東2局1本場 親・亜樹 ドラ
石橋がいつもの調子でをポン!
微妙な形ではあるが、まぁアガリまでは見込めそうな手牌。ここで石橋は親番の亜樹が切ったをポンせず、さらに下家黒沢が切ったをポンせずに手を進める。
しかしにはポンの声をかけた。
打。打点も無く、好形も約束されていないのでこの手は安全に進めなければいけない。なので石橋は、親番の亜樹のを鳴かずに2枚も安全牌として抱えている。
こうすれば仮に亜樹から親リーチが仮にかかったとしても、何とか耐えきる事が出来るはずだ。
ここで親番の亜樹に七対子のドラ単騎の聴牌が入り、
なんとこれをヤミテン! リーチしての跳満ツモを目指しに行かない。それだけ石橋の仕掛けを評価しているのか…。
2巡後に亜樹はこのドラのをツモリ、
ツモ七対子ドラドラで4000オールのツモアガリ。亜樹が頭一つ分点棒をリードする。
東2局2本場 親・亜樹 ドラ
亜樹が序盤にドラのを切り出す。
手牌が良すぎてドラ以外選びようが無く見える。しかしこの亜樹が切ったを堀がポンをして、
ドラ3をゲット。しかしまだ形が悪く先は長くなりそうだ。なのでここで堀は石橋がよくやる技を使う。
堀はをツモったものの、
これをツモ切り。ソウズへの警戒を少しでも解きにかかる。しかし、この赤切りの効力が発揮される前に亜樹から親リーチがかかってしまう。