本日6月23日(日)13時より、「麻雀最強戦2019 アース製薬杯 男子プレミアトーナメント 空中決戦」が行われた(司会:小山剛志/アシスタント:鈴木ふみ奈/実況:梅中悠介/解説:近藤千雄・山田独歩)。その模様はAbemaTV麻雀チャンネルにて生配信され、蛯原朗プロ(日本プロ麻雀連盟)が初出場で優勝した。
優勝した蛯原プロは、6月30日に行われる「麻雀最強戦2019 男子プレミアトーナメント ファイナル」に出場することになる。
本日の対戦は「麻雀最強戦2019」の第8戦。
男子プレミアトーナメントは、32名の男子プロからただ1人の勝ち上がり者を決める過酷なトーンメント戦。
本日対局したのは次の8名。A卓B卓から半荘1回戦で上位2名が勝ち上がり。決勝戦半荘1回で勝者が決する。
対局者は、
【A卓】 朝倉康心、ZERO、石川遼、齋藤豪
【B卓】石橋伸洋、渋川難波、園田賢、蛯原朗
の8名。
A卓からはZERO・石川が勝ち上がり、B卓からは園田・蛯原が勝ち上がった。
▲A卓1位・ZERO
▲A卓2位・石川遼プロ
▲B卓1位・園田賢プロ
▲B卓2位・蛯原朗プロ
決勝戦は、園田・ZERO・石川・蛯原の並びでスタート。
東1局は石川の300・500のツモ和了り、静かな立ち上がりとなった。
東2局、ZEROが親番で軽快にを仕掛ける。さらにZEROはをチーしてイーシャンテン。
ほどなくカンを引き入れてテンパイ。
しかしアガったのは石川。789のサンショクをヤミテンにして園田から2600を討ち取った。
東3局、その石川の親番。こんどは蛯原が早々にを仕掛ける。
蛯原の手が進行しないまま、7巡目に園田がリーチ。ドラ1のカン待ちを3巡後にツモ和了り。ウラが1枚乗って2000・4000。園田がトップに立つ。
東4局、ZEROが、とポンしてホンイツとトイトイの、天秤じかけを見せる。
ZEROの上家の園田がリーチで襲いかかるが、ZEROが宣言牌のをポンしてテンパイ。
そのZEROのペン待ちを園田が掴んで5200の放銃。今度はZEROがトップに立つ。
トップのZEROが28900点持ちで、南入。
6巡目に蛯原が待ちのピンフ・イーペーコーのリーチ。
これに親番でイーシャンテンだった園田が放銃。3900で園田の親が落ちる。
南2局、2巡目に蛯原がペンをチーしてをポン。
これに親のZEROが待ちリーチで襲いかかる。
対する蛯原は待ち。
さらにはドラを雀頭にした園田が待ちでリーチという三つ巴。
この山場を制したのは、蛯原。のみだが、この局面でのアガリは大きい。
南3局は、ZEROがをポンして加カン、さらにをポンしてのトイトイダッシュ。
石川は負けじと2つさらして、一気通貫のペン待ちテンパイ。
さらに園田がのシャンポン待ちでリーチという、三つ巴戦再びという状況。
今局は石川がを掴んで、園田に放銃。裏ドラがそので、8000点の放銃となった。
オーラスを迎えて、各家の点棒状況は次の通り。
園田 26,500
ZERO 27,400
石川 16,400
蛯原 29,700
非常に僅差のため、蛯原はトップ目だがノーテンでは伏せられない。
ZEROがをチーして、タンヤオ・ドラ1の仕掛け。
するとZEROの有効牌が、続々と蛯原に流れ、蛯原はピンフ手でリーチ・一発・ツモ。
裏ドラが雀頭で6000オール!
同1本場は、誰も条件を満たすテンパイを入れられず流局、蛯原が手牌を伏せて勝敗が決した。
麻雀最強戦2019の第8戦は、蛯原朗が勝利を勝ち取った。
▲決定打となった蛯原の6000オール
次回「アース製薬杯男子プレミアトーナメント 恐れ知らずの打撃戦」は6月30日に行われる。