チームの悪い雰囲気を変えた茅森早香 2018平均打点王が魅せた高打点の乱舞 【Mリーグ2020観戦記12/22】担当記者:危険な鬼太郎

チームの悪い雰囲気を

変えた茅森早香 

2018平均打点王が魅せた

高打点の乱舞   

文・危険な鬼太郎【月曜担当ライター】2020年12月22日

この四人の選手の事を解説のたろうは、「チームの悪い雰囲気を変える力を持っている打ち手」と呼んだ。

確かに藤崎は麻雀格闘倶楽部で異端な守備が強い打ち手で、瀬戸熊は力強い麻雀で雷電を引っ張り、松本は今期初役満の四暗刻をアガリチームを盛り上げ、茅森は不調に喘ぐ他の3人の代わりにフェニックスのポイントを物凄く稼いでいる。

勝つ事によって良い雰囲気をチームに持ち帰るのはどのチームになるか。

【2回戦】

東家 藤崎智KONAMI麻雀格闘倶楽部

南家 茅森早香セガサミーフェニックス

西家 瀬戸隈直樹(TEAM雷電

北家 松本吉弘渋谷ABEMAS

東1局 親・藤崎 ドラ

親番の藤崎が余裕の聴牌取らず。

を引いたのでもちろんを切る藤崎。こうしておけばを引いた時にカンタンヤオの聴牌が取れるし、678の三色がもうすぐ見える。

藤崎らしい柔軟な手組だ。

これに対して絶好なツモが続きリーチを打つ茅森。

リーチドラ赤の5200の待ちリャンメンリーチ!これに放銃したのが追っかけリーチをした松本。

茅森のリーチに対しては現物だが追っかけリーチを打った松本。これはの待ちが良く見えてでのリーチタンヤオピンフを狙ったのもあるが、危険牌の3sを切って現物の狙いだと放銃のリスクを背負っている割にアガリ打点のリターンが少なさすぎる。

危険牌を切る以上、現物でもしっかりリーチを打って中打点以上の手をものにしたい。

このリーチ宣言牌のが茅森に捕まり、リーチドラ赤の5200を茅森はアガる。茅森が中打点のアガリをものにする。

東2局 親・茅森 ドラ

茅森がチャンス手のイーシャンテンで小考。

手牌でドラドラ赤が出来ているのでマンガンは見えそうな手牌。はねらい目にしたいので一枚切れのカンターツの落としと、保留の切りの選択だ。

ここで茅森は

ではなくだ。マンズの上を全否定する一打。それほど茅森はピンズに気があるのだろう。

これが茅森の構想通りに事が進み、

見事にピンズのを捕まえてのリーチ宣言!とドラの待ち。

これに瀬戸熊が追いつき、

待ちのリーチピンフドラ赤での追っかけリーチ!このは山にいたが…。

 

瀬戸熊がドラのを掴み茅森に、リーチ赤ドラ3…裏3の8翻で倍満!24000のアガリ!

流石2018シーズンで平均打点8000点をマークして打点王を獲得した茅森。打点が高すぎる。

東2局2本場 親・茅森 ドラ

茅森がをポンして大物手聴牌。

小三元単騎の聴牌。場に1枚切れているので序盤に掴めば誰でも出そうだ。

これに放銃してしまうのが瀬戸熊。

 

茅森が小三元の12000をアガリダントツになる。

流石にここまで築き上げた点棒の壁は他3者には簡単に崩せずに南2局、茅森の親番を迎える。

南2局 親・茅森 ドラ

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀戦術シリーズ 新刊情報/