不甲斐ない自分に
別れを告げて
TEAM雷電 瀬戸熊直樹
全てを振り切る
トルネードツモ
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2021年2月11日
瀬戸熊直樹は悔いていた。
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前回登板時の、この打を。
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「ロン」
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この勝負所での12000放銃を。
思いを瀬戸熊は自身のブログで吐露している。
https://ameblo.jp/setokuma/entry-12655595260.html
ブログに登場する、叱咤激励のエールをくれた「ともだち」とは多井のことだろう。
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今日はその多井とも同卓。気合が入らないはずがない。
そして、過去の自分を振り切るためにも今日は負けられない。
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じっと卓を見つめ、瀬戸熊は戦いの場へと向かって行った。
2月11日 1戦目
西家 魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
東1局
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親番の多井。このを手に残し、
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伸びゆくマンズを的確にとらえる。
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そしてこの最終形でダマテンを選択。自身の河から、リーチ後の出アガリには期待が持てない。
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目線はまるでスナイパー。アガリの可能性を最大限に高めて、12000を片手に待ち構える。
そこへ、
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瀬戸熊が仕掛ける。愚形が2つのイーシャンテン。2枚目のは急所と見たか。
多井と瀬戸熊の二人テンパイ。
「ロン」
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アガったのは瀬戸熊。
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痛かったのは多井。そんな開局であった。
東2局
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“究極の門前派を目指す”。そう試合前に語った瀬戸熊。
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