【西原理恵子 & 山崎一夫】ダマ選択が有利なケース!

ダマ選択が
有利なケース

麻雀好きなグループの話題で多いのが、何切る、リーチの可否、押し引きなどです。

「これどう思う?」

「場合による」

とかね。

飲み会では割り箸の袋が、ちょうど何切る問題の牌姿を書くのに都合がいいし。

「せんにせーん(すみませーん)、飲み放題のハイボール追加」

「喜んで!」

場合によるってのは、人によることも多いので結論らしいものが出ずに、延々と議論が続くのも楽しい。

何切るは受け入れ枚数と得点のバランスなので、ある程度数値化しやすいですが、リーチ判断や押し引きは、それこそ場合によるになりがちです。

今回はリーチの可否について、主にフリー麻雀で考えてみます。
加点とチップだけで言えば、ほとんどのケースでリーチが有利。

東場で点棒が平らで中盤までなら、棒テン即リーでOKです。
できればリャンメン・リャンハン以上が望ましい。

すなわち2段目2メン2ハンです。
1シャンテンをリャンメン2つ、2トイツ残しの20枚受けのぶくぶくにする。

安全牌持ちの16枚受けにしない。
ゲームやギャンブルや投資などで、20%の差はとてつもなく大きい。
リーチ宣言牌で放銃するのを覚悟で、リスクを取ります。

リーチ宣言牌で振り込め。
リーチ宣言牌を撃ち取れ。

さて、リーチしないほうが有利なケースをいくつか挙げてみましょう。
みなさんも独自の判断があると思いますが、場合による人によるでけっこうだと思います。

私の店のフリーで私が打つ場合は
1300悪形のみダマ。
親は2000からなので全部リーチが基本です。

子でダマなのは、特に親の追いかけリーチが怖いから。
私は単純な基準で打ってますが、お客さんの中には、もっと複雑な判断をしている人も多い。

「ロン2000点」

タンピンの2000点は、見た目はアガらないケースですが、おそらく自分でドラや赤を使っていないので、他家が持っていそう、ライバルのダブ東が見えていない、などの危険察知。

あるいはすでに高い手でダマテンしている所を刺激したくない。
など色いろありそうです。

加点だけ考えれば、ほぼ全てリ チですが、押し返されての失点を考慮してダマ、さらに危険を感じたら降りもありだと。

勝負所はここじゃない。
先行リーチの現物、ホンイツで警戒されている所の現物。

これはセオリーとされていますが、フリーではリーチが多くなってます。

失点には2種類あって、点棒そのものの失点、8000点チップ1枚10000点(ソフトピン)と、トップ目からの転落による大きな失点があります。

後者はどうしても避けたいので、南入トップ目、もちろんオーラススもダマになります。
悩ましいのは役無しでどうするかですよね。

アガりトップ役有り。

ただしリーチ棒を出しても、ライバルがノーテンなら逆転の場合はリーチでチップも狙います。
直撃トップ、ダマツモでトップ。

このケースはリーチならワキから出てもトップが多いので、やはり悩ましい。
ワキ2軒が着順争いをしていれば、アガりが堅そうです。

トップ目がホンイツで、直撃できそう。


かつツモトップならさらによし。
出てマンガン、ツモってハネマンなど。

ただし高めツモならとか、高めが出ればなど、複雑になって来ると、私は思考停止でリーチしてます。

トップ目がタンヤオにしかけて字牌や端牌なら出そうってのもありますが、ワキから先に出ることが多いのが難点です。
ワキの人数2倍ですから。

チートイツのみ。待ちも良くない。

私ごとでナニですが、即リーでけっこう失敗してます。
リーチ病ですから。

失敗の原因は1シャンテン時に待ちごろの牌よりもテンパイ速度を優先するから。
1枚切れの字牌やスジ牌では無く、初牌(生牌)を持ってます。

西悪だったのは、アンコ持ちの1シャンテンでテンパったら、自動的にドラ表示牌待ちでリーチ。
ドラ8萬で7萬待ちで最悪の一発ツモ。

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