南1局1本場。ドラ
をトイツの小宮がここから
をポン、打
。
その仕掛けを見た柴田は腕のシャツをまくり「親で小宮の上家の古橋を苦しませよう」と思った。
柴田、ドラ
をツモ切り。小宮にポンが入る。睨む(ようにみえる)古橋。古橋は小宮をケアしなければならない、そのため手の進行はストップしてしまう。
反対に柴田の手はするすると伸び、メンホン・
でマンガンのテンパイ、カン
。
ツモで
を切れば一気通貫も、ドラをポンした小宮がタンヤオ模様であること、
や
、
など手の変化を優先して打
。
このとき古橋は「あの
さえ入らなければ・・・、でも柴田さん1300点くらいでしょ」と思っていた。しかし8000と言われこの表情。「なんなんだよこの人」に気持ちが変化していた。
柴田はこの局を振り返って「強い人なら
切っているかな。リーチするのかな」と厚顔っぷりを古橋の横で発揮していた。
■古橋、勝利への探求
南2局、ラス目の塚田から先制リーチが入るも、再度逆転された古橋はピンフのみで追いかけリーチ。
一発で
をツモ。裏ドラを1枚乗せマンガンのアガリに。もともと「今日は自分か川原が勝つと思っていた。彼女が予選で敗退したとき、あとこの
を一発でツモったとき『今日は俺か』と思った」という。その思い込みが現実に近づいてきた。
南3局。古橋はピンフをヤミテンにするもなかなかアガリ牌が出ない。ツモ
で少考が入るも打
。河から読み取れる情報では![]()
の方が優勢と思えたが、親に自分のアガリ牌である
が捨てられていることを評価したそうだ。
ここでも柴田がくる。
を切って
単騎のタンヤオ・チートイツをリーチ。古橋からすればあの時
を残していればこの
がアガリになっていただけに、流れの悪さを感じる。
そして一発目に引いてくる無筋の
。ただ、ここでオリてもオーラスに逆転の手が入るかわからない。ならここでアガリを獲って、柴田との差を少しでも広げておくべきだ。勇気を出して覚悟の打
。彼はもう失うことが怖くないのだろうか。
しかしここは、親の塚田が
がいいと自分の読みを信じ切っての進行で一発ツモ
。4000オールで一気にトップを狙える位置まできた。古橋からは塚田との距離は縮まったが、柴田とは彼が出したリーチ棒1本分、リードは広がった。
南3局1本場。「今日は手が入りまくっていた」という古橋が、7巡目にはツモ・ピンフのアガリ。トップでオーラスを迎える。
そのオーラス、古橋の配牌がこちら。「こんなオーラスに嬉しい配牌って人生で初めてかも」というぐらい、アガってくれと言わんばかりの手牌。
そして絶対に手を開けなければならない柴田の手に、
、
が1枚ずつ。すぐに切られ、古橋![]()
テンパイ。このとき![]()
は山に6枚、勝ちがほぼ確定した瞬間だ。
しかし、なかなかアガリ牌は顔を出さない。マンガンツモ条件の塚田から
のカンが入ったのち、引いてきた
を加カン。「
カンの塚田はすでに条件を満たした手が入っているから少しでもツモる機会を増やした」。
巡目が経ちすぎた。塚田からツモ・直撃OKのリーチが入る。古橋が老けて見える、勝利が目の前にあるのに、なかなかたどり着かないときほど疲れるものはない。
も引いてきた古橋、これも加カン。ドラは3枚も増えるのに、![]()
だけ出てこない。塚田のアガリ牌の
も2枚山にいる。
塚田の勢いに飲まれそうになるも、最後は古橋のアガリ。長い、長い、道のりだったが、最後はもう夫婦ではない古橋が最強夫婦合戦を制した。
だが、まだ終わりではない。本当の結末はここから始まる。
みなの驚く様。古橋はなんと!インタビューの場を借りて再婚を報告したのだった。
— 古橋 崇志 (@furu_fururu) August 30, 2026
(用意していたという報告用の画像、古橋のXより)
「勝ったら報告しようと思ってさ」。どこで報告しているんだ、彼は。
対局後、私は「どうですか?」と古橋に声をかけ、柴田・蒼井夫婦、田内・小宮夫婦などらと軽く打ち上げ兼再婚祝いを行った。その場で古橋は自身の対局について「あれはどうでした?リーチですか?」と常に学ぶ姿勢で話していた。1軒目までは。













