【目次】
麻雀の点棒の種類
麻雀の点棒は、10,000点棒、5,000点棒、1,000点棒、500点棒、100点棒の5種類です。百点が最小で、すべての点棒は百点の倍数になっています。
点棒には点数が書いておらず、色や模様で点数を判別します。
全自動麻雀卓の場合、以下のように点棒に色が付いています。
- 10,000点棒:赤
- 5,000点棒:黄
- 1,000点棒:青
- 500点棒:緑
- 100点棒:白
手積み麻雀卓の場合、500点棒がないこともあります。現在、ほとんどの雀荘で全自動麻雀卓を導入しているので、手積み麻雀卓自体を見かけることは少ないかもしれません。
麻雀の点棒の配分
持ち点はそれぞれ25,000点持ちでスタートするのが一般的です。ルールによって持ち点が異なり、20,000点持ち、26,000点持ち、27,000点持ち、30,000点持ちなどでスタートすることもあります。
Mリーグの公式ルールでは、一般的な25,000点持ちスタートを採用しています。点棒はそれぞれ、10,000点棒・1本、5,000点棒・2本、1,000点棒・4本、500点棒・1本、100点棒・5本、予備10,000点棒・2本を使用します。
【25,000点持ちスタートの点棒の内訳】
- 10,000点棒 × 1本
- 5,000点棒 × 2本
- 1,000点棒 × 4本
- 500点棒 × 1本
- 100点棒 × 5本
点棒のやり取り
麻雀の点数の最低は1,000点、最高は48,000点です。100点未満は切り上げて計算します。
支払いは点棒でやり取りするわけですが、手持ちの点棒ではぴったりで支払えないときがあります。さて、どうしましょう?そういうときは、アガった相手からお釣りをもらうことを想定して支払います。
たとえば、2,900点を支払うとき、3,000点を相手に渡して100点のお釣りをもらいます。2,600点を支払うときは、3,100点を支払って500点のお釣りをもらうといったやり取りをします。このように、支払いと計算がしやすいように配慮をするのもマナーです。
リーチをかけるときに1,000点棒が必要になるので、手元に残すようにしましょう。1,000点棒がない状態でリーチをかけるとなると、誰かに両替を頼まなければならなくなり、ゲームを中断させてしまいます。スムーズに点棒のやり取りができるように、点棒の授受の仕方も覚えていきましょう。
※持ち点が1,000点以下の場合はリーチができません。
リーチ棒(立直棒)とは
リーチ棒は、リーチ(立直)の際に、供託用(一時的に預ける)として場に出す1,000点棒のことです。供託された点棒(場に出ているリーチ棒)は、その局でアガった人がもらえます。
リーチで1000点が供託された状態で誰もアガることなく流局した場合、1,000点は次の局に持ち越されます。持ち越された点棒は次にアガった人がもらえるのが一般的なルールです。
テンパイ(あと1枚でアガリとなる状態)になり、リーチを掛けるときは、「リーチ」と声に出して宣言した後に、1,000点棒を場に出します。リーチ棒は自分の河(捨て牌を置く場所)の向こう側に置きましょう。
持ち点が1,000点以下の場合、リーチを掛けられないのが一般的なルールですが、事前の取り決めでアリとすることもあります。持ち点1,000点以下ではリーチ不可の場合、必然的にダマテン(リーチをかけずに黙ってテンパイ)することになるでしょう。
リーチの条件や掛け方については以下の記事で詳しく解説。
●●オールとは?
誰かがツモアガリしたときに、●●オール(例:4,000オール)と言ったりします。これは、四麻で親がツモアガリしたときに、子が上がり点を3等分して支払うという意味です。親のツモアガリで4,000オールなら、全員が4,000点を親に支払います。
点数計算の仕方と早見表は、こちらの記事にまとめてあります。飜数ごとのオールも掲載。
符計算の仕方と早見表は、こちらの記事を参考に。