井出洋介、
リーチとヤミを巧みに駆使し、
重い200点のリードを
守りきって辛勝!!
3月14日(日)15時より、「麻雀最強戦2021 男子プロ因縁の血闘」が行われた(司会:小山剛志/アシスタント:中田花奈/実況:日吉辰哉/解説:多井隆晴/ナビゲーター:梶本琢程)。
その模様はAbemaTV麻雀チャンネルにて生配信され、井出洋介プロ(麻将連合)が優勝した。
井出プロは、
「(たくさんリーチを打って)楽しかったですね(笑)。ホントはいろんなことがやれる人なんですけど考えるところがあって、今日は4分の1(勝ち上がり)だったんで攻めないとしょうがなかったんで、いろいろな引き出しを見せられたかなと思います」
と語った。
また解説を務めた多井隆晴プロには、
「これで最強位・多井隆晴への挑戦権を得たので、待ってろ多井!」
と、早くも最強位獲得への意気込みを顕にした。
井出プロには麻雀最強戦2021ファイナルへの出場権、賞金10万円ならびにアース製薬商品の詰め合わせが贈られた。
▲井出プロにはファイナルチケットおよびトップ賞ならびにアース製薬商品がおくられた
<Abema>
日本で一番麻雀が強い奴は、誰だ!それを決めるのが麻雀最強戦です。今回は男子プロ大会、中でも昨年ギリギリの勝負をして負けた8名が集まった。
Mリーグで活躍中の近藤誠一をはじめ滝沢和典や新津潔などファイナルで敗れた者のほか、予選で悔しい負け方をした朝倉康心や堀慎吾なども出場。
2021年最初の大会、果たして最初にファイナル進出を決めるのは誰だ。
対局メンバーは次の8名。
【A卓】朝倉康心 滝沢和典 井出洋介 新津潔
【B卓】堀慎吾 本田朋宏 新井啓文 近藤誠一
A卓からは朝倉・井出、B卓からは堀・新井が勝ち上がった。
▲A卓1位 朝倉康心プロ
▲A卓2位 井出洋介プロ
▲B卓1位 堀慎吾プロ
▲B卓2位 新井啓文プロ
決勝は、堀・新井・井出・朝倉の並びでスタート。
東1局、ドラのがアンコで入った朝倉がタンヤオで仕掛けて先制を狙うが、親の堀が・と仕掛けて、井出のリーチ宣言牌のを捉えてホンイツ・ドラ1の5800で連荘に成功する。
同1本場は、朝倉がリーチをかけて一人テンパイで流局。
東2局2本場、親は新井。南家の井出が5巡目にリーチ。タンヤオ・高めイーペーコーの待ち(ドラ)。7巡目に堀がアンコのチーテンを入れる、待ちは。まっすぐ立ち向かった新井からが打たれて、ドラ1の2000点。堀の仕掛けが実を結んだ。
東3局、堀がポンから仕掛けてピンズのホンイツに見せかける細工を河に施す。そのさなか、8巡目に親の井出がドラのを切ってリーチを宣言。待ちは。全員をおろしてツモ。1000オールで失点を些少ながら回復。
同1本場、ドラは。先制したのは井出。7巡目にタンヤオのとのシャンポン待ちでリーチをかけてを一発ツモ。4000オールで一気にトップ目に浮上する。
さらに同2本場、15巡目に堀がドラのを切って待ちリーチを宣言。朝倉がそのを鳴いて待ちテンパイ。決着は朝倉のツモ。2000・4000で朝倉がトップ目に。
東4局、ドラは。親でドラ2の配牌をもらった朝倉がポンから仕掛けて、ホンイツとタンヤオの両睨みから、チーでホンイツ一本へ。
7巡目に井出が待ちでリーチ。堀が10巡目にとのシャンポン待ちでリーチ。ツモれば三暗刻もつく。さらに朝倉が井出からペンをチーして、とのシャンポン待ちでテンパイ。
そして堀に流れたのは! そしてウラドラがアンコの! 4000・8000で堀が一気にトップに躍り出る。
堀、朝倉、井出、新井の並びで南場へ突入。
南1局、ドラ。親の堀にドラのと場風のがトイツで入る。そのを5巡目にポンしてカン待ちテンパイ。その後と待ちにチェンジしたところで、新井からカン待ちのリーチが入る。終盤で新井がツモって、ドラ1の1000・2000。
南2局、現在1万4100点持ちのラス目の新井、その最後の親番。8巡目にテンパイを入れたのは井出。ピンズのメンホン・チートイツ、単騎待ち。このをトップ目の堀がツモ切って、8000点の直撃。堀と2着目の井出の差は、一気に2800点に縮まった。
南3局、ドラ。ファーストテンパイは井出。8巡目にピンフ・ドラ2の待ち、で234サンショク。これをヤミテンにしたところを即ツモ。2600オールを加点して堀をかわしてトップ目に立つ。
同1本場、ドラ。8巡目にドラを重ねてテンパイしたのは朝倉。チートイツの単騎待ちでリーチ。11巡目に追いついたのが新井。メンホンのカン待ち。どちらの待ちも牌山に残っているが、軍配が上がったのは新井。自らをツモアガって2000・4000。逆転への現実的な条件を残す。
オーラスを迎えて、各家の点棒は次の通り。
堀 28,400
新井 20,800
井出 34,000
朝倉 16,800