数え役満とは – 和了の翻数が13翻以上で役満と同等の点数のアガリ

数え役満とは - 和了の翻数が13翻以上で役満と同等の点数のアガリ

数え役満は和了をしたときに手役が複合し翻数が13翻以上になった場合、四暗刻大三元などの役満と同じ点数が与えられるアガリのこと。一般的には広く採用されているルールだが、Mリーグや麻雀最強戦などの競技麻雀では採用されない場合が多い。

数え役満の翻数、点数

  • 数え役満は一般的に13翻以上のアガリに適用される
  • 数え役満の点数は役満と同等、子は32,000点、親は48,000点

数え役満とは、リーチやタンヤオなどのような役の名前ではなく、複合した役による点数のことをいう。数え役満の点数は子の場合32,000点で、親の場合48,000点と役満と同等の最高得点満貫(子の場合8000点、親の場合12000点)を基準とした場合に4倍の点数であることから、四倍満と呼ばれることもある。

数え役満の例

  • 門前清一色+平和+門前純全帯么九(門前ジュンチャン)+二盃口
    (6翻+1翻+3翻+3翻=13翻)
【1マン】【1マン】【2マン】【2マン】【3マン】【3マン】【7マン】【7マン】【8マン】【8マン】【9マン】【9マン】【9マン】 ロン【9マン】

下記はMリーグ2020での佐々木寿人選手の和了例。計算上は数え役満とするルールが一般的だが、Mリーグルール第6章第6条によると役満以外のアガリは三倍満が上限となることが定められている。

  • リーチ+ツモ+嶺上開花+ダブ東+ドラ7+赤
    (1翻+1翻+1翻+2翻+7翻+1翻=13翻)
【5マン】【6マン】【5ソウ】【5ソウ】【赤5ソウ】【6ソウ】【7ソウ】【8ソウ】【9ソウ】【9ソウ】カン【東】【東】【東】【東】 嶺上ツモ【7マン】

ドラ【東】【5ソウ】

魔王・佐々木寿人の暴力的三倍満!災難に負けず2着を目指した選手たち【Mリーグ2020観戦記2/18】担当記者:東川亮

2021.02.19
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個別の役に付いては以下で解説。
清一色(チンイツ)の役解説
平和(ピンフ)の役解説
純全帯么九(ジュンチャン)の役解説
二盃口(リャンペーコー)の役解説

点数計算は以下の記事を参考に
麻雀点数表 ・点数計算早見表 | 子・親のアガリ点、ピンフ・七対子の点数計算一覧

(番外)実戦での用語使い方

役満同様に出現頻度が低いため、憧れを持って語られることが多い。

  • 「メンチン雰囲気の手牌で暗カンした九索がカンドラでもろノリし、数え役満まで見えると思い心が躍ったが、結局ポンもチーもできずテンパイすらせずに流局した」
  • 「『高めツモで大三元四暗刻、安めロンでメンホン・ホンロウ・トイトイ三暗刻小三元・役役の数え役満』ってむちゃくちゃだな!」
  • 数え役満とは - 和了の翻数が13翻以上で役満と同等の点数のアガリ

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