優勝は猿川真寿プロ!!【麻雀最強戦2021 男子プロ鋭気集中】

モンキーマジック炸裂!!

猿川真寿、驚異の

9戦5勝の勝ち上がり率!!

10月3日(日)15時より、麻雀最強戦2021 男子プロ鋭気集中が行われた(司会:小山剛志/アシスタント:中田花奈/実況:日吉辰哉/解説:滝沢和典/ナビゲーター:梶本琢程)。

その模様はAbema麻雀チャンネルにて生配信され、猿川真寿プロ(日本プロ麻雀連盟)が優勝した。

猿川プロは、

「最初の倍満はよかったんですけど、道中松ケ瀬さん以外と点差が開いて、苦しい展開になりそうだなって…。オーラス、松ヶ瀬さんにウラが乗らなかったので『松ケ瀬さんの運は尽きた!』と自分に言い聞かせて祈ってたら(次局)すごいクソ配牌で、こりゃ負けるかなと思ってたらまぁ、なんとかなったので良かったです(苦笑)」

と語った。

また猿川プロは、視聴者に向けて

「4年ぶりのファイナルになりまして、ファイナル勝つことは難しいですけど5回めにして、なんとか取れなくてもいい麻雀は打ちたいと思ってます。応援よろしくお願いします」

と語った。

解説を務めた滝沢プロは、

「感動するようなプロの麻雀を見せてもらったという感じがしますね。松ケ瀬さん、惜しかったんですけど、僕が一番好きな局は【6ソウ】【9ソウ】フリテンの局で、リーチと言った松ヶ瀬さんがかっこいいと思ったんですけど、それゆえに(猿川プロのアタリ牌の)【1マン】が出てしまうというね。一番印象的でしたね」

と語った。

猿川プロには麻雀最強戦2021ファイナルへの出場権、賞金10万円ならびにアース製薬商品の詰め合わせが贈られた。

▲猿川プロにはトップ賞ならびにアース製薬商品の詰め合わせが贈られた

本日の対戦は麻雀最強戦2021の第12戦目。

<Abema>
日本で一番麻雀が強い奴は、誰だ?!3000人を超える一般参加者、国内主要プロ団体選手、豪華芸能人など、他では観られない面々が激突する
プロ雀士、著名人、アマチュア、全国の雀士が参加し麻雀日本一を決定する大会、麻雀最強戦。日本で一番麻雀が強い奴は、誰だ!
今回は男子プロ鋭気集中。打ち盛りの実力派プロが卓上に鋭い気合を集中し戦う様をお楽しみください。中でも新Mリーガー松ヶ瀬隆弥vsMリーガーを引退した前原雄大の新旧Mリーガー対決は必見!

対局メンバーは次の8名。

【A卓】 井出康平 山田独歩 松ヶ瀬隆弥 前原雄大
【B卓】 水巻渉 齋藤豪 安部颯斗 猿川真寿

A卓からは松ヶ瀬・山田、B卓からは安部・猿川が勝ち上がった。

▲A卓1位 松ヶ瀬隆弥プロ

▲A卓2位 山田独歩プロ 


▲B卓1位 安部颯斗プロ


▲B卓2位 猿川真寿プロ

決勝は山田・猿川・安部・松ヶ瀬の並びでスタート。

東1局、ドラは【發】。7巡目、安部が先制リーチ。ピンフの待ちは【1ソウ】【4ソウ】。安部がリーチ後にドラの【發】をツモ切ると、猿川がポン。そして【8ソウ】をツモった猿川が手を開ける。トイトイ三暗刻【發】・ドラ3の4000・8000のアガリでいきなり大きなリードを獲得。

東2局、ドラは【8ピン】。この局も安部が7巡目にリーチ。リーチのみの待ちは【6マン】【9マン】。安部、これを山田から討ち取ってウラが1枚の2600点。猿川の親落としに成功。

東3局、ドラは【7マン】。8巡目、安部がまたもや先制リーチ。ピンフの待ちは【5ソウ】【8ソウ】。が、これは安部と猿川の2人テンパイで流局。

同1本場、ドラ【南】。先制リーチは山田。8巡目にピンフ【5ピン】【8ピン】待ち。3巡後に追いかけたのが松ヶ瀬。ドラ雀頭の【2ソウ】【5ソウ】待ち。2巡後に松ヶ瀬が【5ソウ】をツモって、2000・4000。松ヶ瀬が猿川を追う2番手に名乗りを上げる。

東4局、ドラは【發】。カン【6マン】待ちでタンヤオのヤミテンを入れていた猿川が、13巡目に両面変化してリーチ。ピンフ・高めタンヤオの待ちは【6マン】【9マン】。2巡後に【9マン】をツモって、ウラが1枚の1300・2600。猿川がリードを広げて折り返す。

以下、松ヶ瀬・安部・山田の並びで南入。

南1局、ドラは【西】。ラス目の山田、背水の親番。その山田が10巡目に【5ソウ】【8ソウ】待ちでリーチをかける。高め678のサンショクの、高め【8ソウ】を一発ツモ。4000オールで2万点台に復活を果たす。

同1本場、ドラ【西】9巡目、ラス目に落とされた安部が、ドラの【西】を切ってピンフのリーチ。待ちは【4ソウ】【7ソウ】。安部は【7ソウ】をツモアガって、ウラ1の1300・2600。ここで山田の親が落ちる。

南2局、ドラは【9ソウ】。8巡目に松ヶ瀬がリーチをかけると、次巡に安部がツモ切りリーチで追いかける。待ちは【4マン】【7マン】対カン【7ソウ】。決着は松ヶ瀬がラス牌の【7マン】でツモアガリ。ピンフ・ドラ1・ウラ1の2000・4000。猿川をマンガン圏内に捉える。

南3局、ドラは【1マン】。松ヶ瀬がピンフイーペーコー・ドラ2のフリテンリーチをかけるが、安部が切った現物のドラに、猿川がロン。2000点のアガリでオーラスへ。

南4局、ドラは【東】。逃げ切りたい猿川が早々に【南】をポン。追う松ヶ瀬が6巡目に【3ソウ】【4ソウ】【6ソウ】待ちでリーチしてピンフ【6ソウ】ツモ。1300オールで1本場に。

同1本場、ドラ【白】。10巡目、先制したのは松ヶ瀬。【2ピン】【9ソウ】のシャンポン待ち。15巡目に猿川が追いかけリーチを敢行。…がこれは2人テンパイで流局。

点棒状況は次の通り。

山田   13,000
猿川   39,400
安部   11,400
松ヶ瀬  34,200
※供託リーチ棒2本

同2本場、ドラ【3マン】。山田・安部は三倍満が必要という厳しい状況。トップ目の猿川と2番手の松ヶ瀬の、事実上のマッチレース。その差は5200点。3巡目、猿川が【南】をポンしてカン【6ピン】待ちでテンパイ。次巡、松ヶ瀬が【6ピン】を打ち出して、わずか4巡で決着。【南】のみの1000点で猿川が逃げ切り優勝を決めた。



▲5度目のファイナル進出を決めたオーラス2本場

最終結果

山田   13,000
猿川   43,000
安部   11,400
松ヶ瀬  32,600

次回の麻雀最強戦2021は10月23日(土)に行われる「全日本プロ選手権」

出場メンバーは次の通り。

【A卓】
麻生ゆり(日本プロ麻雀協会)
小川稜太(日本プロ麻雀協会)
忍田幸夫(麻将連合)
古本和宏(日本プロ麻雀連盟)
【B卓】
渡邉浩史郎(日本プロ麻雀連盟)
原佑典(日本プロ麻雀連盟)
小宮悠(最高位戦日本プロ麻雀協会)
高口和之(日本プロ麻雀協会)

 

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↑こんな面白い対局は見た方がいいですよ!!

(※文中敬称略)

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