熱論！週刊Mリーグ

ありがとうMリーグ

無免許観戦記者

最後の奉公

文：グレート巨砲【担当ライター】2018年11月12日～11月16日

麻雀業界の優しさに甘えて早２カ月。ついに無免許観戦記もついに最終回を迎えることになりました。今回は志し半ばでキンマＷＥＢにセイ・グッバイする巨砲選手のやりたかった企画をまとめて紹介＆いくつか勝手に実践してきたぞ。

企画その１

Ｍリーグは燃えているか！

開幕から２カ月。何となくＭリーグが日常になってしまった感もありますが、それはあくまで麻雀ファンの間でのこと。実際、どのくらいの人気があるのかわからないじゃないですか。実は先々週から都合４日のべ12店舗のマンガ喫茶のパソコンのあるオープン席１６８席をチラチラ覗いて、Ｍリーグを見ている人をかチェックしたところ、

０人！　確かにマンガ喫茶はマンガを読むところだけど……まだ世間はＭリーグと関係なく回っているよ。運営さん、頑張って！
ちなみに20年くらい前に土曜の８時に編集と二人で知り合い50人に「今何してる？」って電話したら連絡がついて、家にいた20人のうち８割、16人がめちゃイケを見てた。あの頃、人気あったもんなぁ。まあ、巨砲選手の周りは昔から偏差値の低いヒューマンが集まってたとも言えるんだけど。

企画その２

もしもＭリーグが高校野球だったら

覚えていますか？　愛……じゃなかった、このコラムの第１回目で巨砲選手がＭリーグは春のセンバツみたいなモノと書いたことを。

開幕から２カ月。Ｍリーガーの全力プレイ、さらに先日の多井プロの涙にその気持ちはますます強くなる一方。そこで各チームを甲子園の常連校に例えてみようという企画。誰だ、オデが大喜利をやりたいだけだろって言ってるヤツは？　麻雀知らない人にどんなチームか説明する時に便利でしょ。

渋谷ＡＢＥＭＡＳ→大阪桐蔭

監督が藤田社長ということでＭリーグをリードする存在。

ＥＸ風林火山→智辯和歌山

チームカラーが赤。応援（さし入れ）でも観客を沸かせる。

ＴＥＡＭＲＡＩＤＥＮ／雷電→早稲田実業

スター（萩原プロ）の存在が注目を集める。電がついてるのでイチローの母校・愛工大名電も考えたがちょっと違う。

Ｕ−ＮＥＸＴＰｉｒａｔｅｓ→健大高崎

高い手をアガらなくても勝つ。機動破壊。

ＫＯＮＡＭＩ麻雀格闘倶楽部→池田高校

１番から９番まで小細工なしで打ちまくるやまびこ麻雀。

赤坂ドリブンズ→横浜高校

選手一人一人が自分の役割を理解した大人のチーム。

と、ここまではスラスラ出たけど、残ったセガサミーが難しい。近藤プロがメガネなので伊野商。あと伝統的にサウスポーがエースの時に上位に進出する宇部商……っていっても誰もわかんないか。これはみなさんで考えてほしい。

企画その３　

ローテーション分析

各チームが８０試合をどういう意図で振り分けているのか、監督さんにインタビューしてみる。ああ、オデも時にはマジメなことを考えるぞ。

企画その４

何もデキずに３着インタビュー

現状、勝った人しかインタビューしてないけど、こちらから見ていて、特に何もなく３位に終わった選手にあえてインタビュー。隠れたターニングポイントを見つけると同時に、選手のコメント力アップにもつながる予定。

企画その５　

今日から観戦記者

ちゃんとした観戦記者の人にどこに注目して試合を見ているのか、どんなアイテムを使って編集しているのか、お話を聞いて自分でもやってみる。

個人的には現状のレイアウトって文章が分断されてるように感じるので知り合いのデザイナーに酒を飲ませて新たなレイアウトを考えてみたい。そして失敗する。おそらく色々試した末に、現在のカタチに落ち着いたはずだからね。うん。

企画その６

最後の一人

現状の最多出場しか規定されてないルールでは４０、３９、１というローテーションも可能。つまりプロ資格さえとれば、大勢が決した場面でキャサリン・ゼタ・ジョーンズでも浅香光代先生でもＭリーガーとして登場させられるわけである。そんな１試合だけ出場させたい、Ｍリーガーを決定する大喜利企画。キャサリンはともかく浅香先生、めちゃくちゃ麻雀強そうな気もするけど。あたしゃね、進駐軍とも麻雀打ってんだよ！

それ以外にも入場する前の通路での定点観測や、シーズン中は無理だろうけど各Ｍリーガーの脳波と目の動きも調べたいし、下世話だけど優勝賞金の使い道も知りたい。個人的にはソフトユーザーの目を引きつける企画が増えた方がいいのかなと。この先、Ｍリーグとキンマｗｅｂがどんな道を進むかわかりませんが、その先にはいつもキラキラとした希望の光が差し込んいることを願っています。２カ月間、ありがとうございました。おしまい。